舞鶴水産実験所 小倉 良仁
私は舞鶴水産実験所の技術職員として、教育研究活動を支援するため、船舶の関連業務を担当しています。
当実験所では、大学生・高校生を対象とする実習や学内外の研究者による研究調査を行っており、教育研究船「緑洋丸」(総トン数14トン)では年間約70航海に出かけています。また、船外機船「ブルーフィン」(総トン数1トン)を操船し、実験所付近の浅瀬の作業や、地元漁業者の依頼を受けての養殖筏周辺の水質調査を行っています。これら操船業務に加え、船舶の関連施設(浮桟橋、船具倉庫、上架設備など)や、調査機器(漁具、採水器、採泥器など)の点検と修理も担当しています。実習では操船だけでなく、実習生たちと積極的にコミュニケーションをとることで、海洋環境や生物への興味を深めてもらえるように努めています。
今後とも、日本海という豊かなフィールドでの船舶関連業務を通じて、教育研究活動の支援および地域との関わりを大切にして参ります。
ニュースレター61号 2023年10月