海洋生態系部門 講師または助教(女性限定)の公募

フィールド科学教育研究センター 海洋生態系部門 講師または助教(女性限定)の公募
 ※2024年 7月 26日(金)午後5時(日本時間)必着

職種  講師または助教(女性限定)

募集人数  1名

所属及び勤務場所
 【所属】京都大学 生態フィールド学系
     フィールド科学教育研究センター 海洋生態系部門 基礎海洋生物学分野
 【勤務地】フィールド科学教育研究センター瀬戸臨海実験所
 (所在地:〒649-2211 和歌山県西牟婁郡白浜町 459)
 (変更の範囲)大学が在宅勤務を許可又は命じた場合は自宅等

募集内容
 京都大学のフィールド科学教育研究センター(以下、「フィールド研」という)は、平成15年4月に旧理学研究科附属瀬戸臨海実験所、農学研究科附属演習林・亜熱帯植物実験所・水産実験所の4施設を統合し、フィールドをベースに森から海までのつながりを解明する「森里海連環学」を基盤とした教育・研究を目的として設立されたものです。京都大学の全学共同利用施設としてフィールド科学に関する全学共通教育、農学研究科・理学研究科・地球環境学堂の協力分野として学部・大学院の教育を担当するとともに、森林生態系、里域生態系、海洋生態系間の連環機構の解明に取り組み、自然生態系や地球環境の保全に関するフィールド教育と研究の発展を目指しています。また、公開講座、地域連携講座などを通してこれらの活動を発信し、社会貢献に務めています。平成23年度には瀬戸臨海実験所と舞鶴水産実験所が、平成27年度には芦生・上賀茂・北海道の研究林・試験地が教育関係共同利用拠点に認定され、全国の国公私立大学の学生に対してフィールド教育の場と機会を提供しています。

 本公募では、次のような仕事に意欲をもって取り組んでいただける方を募集します。
 (1)潮間帯から沿岸域の海産無脊椎動物を材料とした自然史学研究、生物多様性学研究に豊かな研究経歴を有し、それを遂行すること。
 (2)大学院理学研究科生物科学専攻海洋生物学分科における大学院生教育に取り組むこと。
 (3)併設されている京都大学白浜水族館での教育活動に取り組むこと。
 (4)瀬戸臨海実験所および白浜水族館の管理・運営の責務を、ほかの教員、技術職員、事務職員と連携して遂行すること。
 (5)フィールド科学教育研究センターの理念の基盤である「森里海連環学」をよく理解し、同センター提供の全学共通科目の講義に取り組むこと。
 (6)海産無脊椎動物学の専門性を生かした理学部の講義、および理学部の臨海実習に取り組むこと。
 (7)公開臨海実習を始めとする他大学の共同利用の教育を推進すること。
 (8)フィールド科学教育研究センター全体の組織運営に積極的に関与すること。

 採用後は生態フィールド学系に所属し、フィールド科学教育研究センター瀬戸臨海実験所(和歌山県西牟婁郡白浜町)において勤務していただきます。

【本公募教員が担当する科目】
 1.フィールド研海洋生態系部門:
  全学共通科目: 新入生向け少人数セミナー(ILASセミナー)、森里海連環学Ⅰ、森里海連環学実習ⅠV、博物館実習(それぞれ分担)
 2.理学研究科生物科学専攻(協力講座)海洋生物学:
  研究科:海洋生物学特論、動物系統解析特論A、B、海洋生物学ゼミナールA~D、機能形態・系統特論A、B(それぞれ分担)
  学部:海洋生物学、無脊椎動物学、生物学セミナーB、臨海実習第1、2、4部(それぞれ分担)
 3.地球環境学舎:
  森里海統合管理学(英語講義、分担)
 4.教育関係共同利用拠点:
  国際臨海実習(英語実習、Functional Morphology and Evolutionary Biology of Marine Invertebrates)、自由課題研究、海産無脊椎動物分子系統学実習、沿岸域生態系多様性実習、博物館実習(それぞれ分担)
(職務内容の変更の範囲)京都大学の業務(教育・研究・運営)

応募資格
 ・女性であること
 ・博士の学位を有すること。または着任までに取得見込みであること。
 ・国籍は問いませんが、日本語による十分なコミュニケーションができること

採用時期 令和6年12月1日以降のできるだけ早い時期

専門分野 海産無脊椎動物の自然史学・生物多様性学分野。分類学、系統地理学、進化学、生態学、行動学など

任期  なし

試用期間  あり(6か月)

勤務形態
 専門業務型裁量労働制(週38時間45分相当、1日7時間45分相当)
 ・専門業務型裁量労働制を適用しない場合は、週5日8:30~17:15勤務(休憩12:00~13:00)
 ・超過勤務を命じる場合あり
 休日:土・日曜日、祝日、年末年始、創立記念日

給与・手当等  本学支給基準に基づき支給

社会保険  文部科学省共済組合、厚生年金、雇用保険および労災保険に加入

応募書類
 以下の1~12の書類をメールにて送信してください。メールタイトルには、「教員(講師または助教)応募書類」と明記してください。
 1.履歴書(写真貼付、大学入学以降の学歴・職歴、資格・免許等、書式は自由)
 2.研究業績リスト(査読付原著論文、査読なし原著論文、著書、総説、その他に区分)
  主要原著論文5編(以下の5.に対応)に*印を付けてください。
 3.所属学会ならびに学会活動(役職、シンポジウム企画など)
 4.学会賞などの受賞歴
 5.主要原著論文5編の別刷(またはコピー)
 6.これまでの研究内容の概要(2,000字程度)
 7.海外での研究歴(期間、場所、身分、研究内容。合計で1,000字程度)
 8.大学、大学院における今後の教育と研究に対する抱負(2,000字程度)
  抱負に関して、フィールド研施設を使った教育・研究および森里海連環学に関する内容にも言及してください。
 9.白浜水族館における社会教育と運営に関する抱負(1,000字程度)
 10.これまでの競争的資金の獲得状況(過去10年)
  研究費名称、研究課題名、代表者氏名・所属、研究期間、研究費総額のリスト
 11.上記10.以外に関わった研究プロジェクトの研究課題名、代表者氏名・所属等のリスト
 12.参考意見を伺える方(2名)の氏名と連絡先

「応募書類送付先」
E-mail:shimomura.michitaka.5w*kyoto-u.ac.jp(*を@に変えてください)

応募締め切り
 令和6年7月26日(金)午後5時(日本時間)必着

選考方法
 選考の過程で必要に応じて面接(状況によりオンライン面接)を行います。その際の経費は自己負担とします。面接の詳細は対象者に別途連絡します。

問い合わせ先
 京都大学フィールド科学教育研究センター 下村通誉
 TEL:0739-42-3515
 E-mail: shimomura.michitaka.5w*kyoto-u.ac.jp (*を@に変えてください)

その他
 提出していただいた書類は、採用審査にのみ使用します。正当な理由なく第三者への開示、譲渡および貸与することは一切ありません。この公募は、京都大学における男女共同参画推進施策の一環として、「雇用の分野における男女の均等な機会及び待遇の確保等に関する法律(男女雇用機会均等法)」第8条の規定に基づき、女性に限定して実施するものです。京都大学では、すべてのキャンパスにおいて、屋内での喫煙を禁止し、屋外では、喫煙場所に指定された場所を除き、喫煙を禁止するなど、受動喫煙の防止を図っています。

 ※公募書類 (PDFファイル)をご確認ください。