東北地域連携講座「森里海連環学と沿岸管理~東北沿岸の復興をどう進めるか~」

2011年 7月16日(土) 13:00~ 京都大学フィールド科学教育研究センター東北地域連携講座「森里海連環学と沿岸管理~東北沿岸の復興をどう進めるか~」を行いました。 参加者 約180名

※京都大学オープンコースウェアで、講演内容をご覧になれます。こちらのページ(シリーズⅢ 『大震災後の森里海の連環を考える』)をご覧下さい。

※参加者の皆様から寄付いただきました東日本大震災支援基金は、42,036円になりました。会場で販売された京都大学出版会の書籍の売り上げの一部(14,949円)と合わせて、日本財団の東北復興支援 Road Project に寄付しました。皆様のご協力に感謝申し上げます。

ポスターは こちら (05-31追加)
ShinsaiPoster2011

京都大学フィールド科学教育研究センター東北地域連携講座
「森里海連環学と沿岸管理~東北沿岸の復興をどう進めるか~」

開催趣旨
 2011年3月11日の東日本大震災によって東北地方の沿岸域は、壊滅的な被害を受けた。今後の復興に向けた取り組みが進められており、その方向性も少しずつ輪郭を表し始めている。これからの復興は、単なる復旧ではなく、私たちの生き方も含めて、新しい考え方に基づく未来の循環型環境重視型の社会づくりが求められている。京都大学フィールド科学教育研究センターが2003年に立ち上げた森里海連環学は、東日本大震災からの復興が、日本社会のこれまでの延長線上での単なる復興ではなく、自然への畏敬の念を取り戻し、自然と自然、人と自然ならびに人と人のつながりを再構築することにより、真に循環的で持続的な社会を新生する上で極めて重要な役割を担うものと、大きな期待が寄せられている。私たちは、京大フィールド研社会連携教授であり、「森は海の恋人」運動を通して森里海連環学の実践に取り組んでいる畠山重篤さんが津波被害に遭われたことから、「森は海の恋人」運動の再興を応援するとともに、新しい社会づくりに向けて、森里海連環学の立場からどう取り組んでいくべきかについて、現地からの報告を聞いた上で議論してみたい。これからの社会を担う多くの若者が積極的に参加し、討論に加わり、さらに森里海連環学の実践に関わることを大いに期待している。(京都大学シンポジウム シリーズIII 「大震災後の森里海の連環を考える」)

(当日会場写真)

日時:2011年7月16日(土)13:00~18:00

場所:京都会館会議場(現ロームシアター)
   〒606-8342京都市左京区岡崎最勝寺町13 電話:075-771-6051(代)

申込:不要

入場:無料

定員:先着300名

主催:京都大学フィールド科学教育研究センター

助成:財団法人 日本財団

問い合わせ先:
 京都大学フィールド科学教育研究センター海域陸域統合管理学研究部門
 TEL:075-753-2263 または 075-753-6425(向井特任教授)
 Email:icm*kais.kyoto-u.ac.jp (*を@に変えてください)
 http://fserc.kyoto-u.ac.jp/icm/

※当日は祇園祭の宵山です。帰りの交通混雑が予想されますので、できる限り地下鉄など鉄道をご利用ください。会場から地下鉄東西線「東山」駅まで歩いて10分足らずです。

-プログラム-  【進行:佐藤真行(京都大学フィールド科学教育研究センター特定准教授)】 (06-07更新)

開会挨拶:
13:00~13:10
 柴田昌三(京都大学フィールド科学教育研究センター長)

講演:
13:10~13:35
 尾池和夫(国際高等研究所長・前京都大学総長)
 「2011年東北地方太平洋沖大地震」
13:35~14:00
 高柳和史((独)水産総合研究センター本部 研究推進部長)
 「漁業復興へ向けての取り組み」
14:00~14:25
 浅利美鈴(京都大学環境科学センター助教)
 「復興に向けた災害がれきとの闘い(現地からの報告)」
14:25~14:45 休憩
14:45~15:45
 畠山重篤(京都大学フィールド科学教育研究センター社会連携教授・NPO「森は海の恋人」代表)
 「森里海連環と『森は海の恋人』運動の復興(現地からの報告)」

討論:
15:45~17:45 【司会:向井 宏(京都大学フィールド科学教育研究センター特任教授)】
 田中 克(国際高等研究所教授)・吉岡崇仁(京大フィールド研教授)・尾池和夫・高柳和史・畠山重篤・浅利美鈴

まとめおよび閉会挨拶:
17:45~18:00
 山下 洋(京都大学フィールド科学教育研究センター副センター長)

※ 平井光行((独)水産総合研究センター東北区水産研究所長)の講演は変更となりました。ご了承願います。