舘野准教授が日本森林学会奨励賞を受賞

2012年3月27日、宇都宮大学で開催された第123回日本森林学会大会において、舘野 隆之輔 准教授が2012年度 日本森林学会奨励賞および財団法人林学会賞を受賞しました。

対象となった論文は以下の通りです。
Tateno R & Takeda H (2010) Nitrogen uptake and nitrogen use efficiency above and below ground along a topographic gradient of soil nitrogen availability. (地形が生み出す土壌窒素環境の傾度に沿った地上部・地下部の窒素吸収量および窒素利用効率の変化) Oecologia 163:793-804.

論文の内容は、京都大学芦生研究林において、斜面に沿った植物―土壌の相互作用系の変化について調査を行い、従来ほとんど考慮されてこなかった地下部の窒素吸収や窒素利用のプロセスを組み込んだ、新しい植物―土壌の相互作用系のメカニズムを提案したものです。