フィールド科学教育研究センター 里域生態系部門
里海生態保全学分野 特定研究員・特任助教
舞鶴水産実験所
E-mail:yatsuyanagi.tetsu.2y*kyoto-u.ac.jp(*を@に変えてください)
業績など 教育研究活動DB
1.研究分野
水面下で生物がどのように多様性を形成・維持しているかに興味があります。主に環境DNA技術などの分子生態学的手法を駆使して以下の研究を行っています。フィールドは淡水域・海水域を問いません。
・系統地理学
主に魚類の種内における遺伝的多様性や、近縁種群の種多様性の地理的パターンを広域調査によって探索します。種分布の変遷に影響を与えた歴史的・生態学的要因や、未知なる系統の発見が目的です。
・群集生態学
生物群集は局所レベル、地域レベルでそれぞれ相互に作用しあい、ダイナミックな変動の中で維持されます。環境DNAの生物網羅的検出を活用して、そうした群集の構造から群集間の繋がり、そして季節変動の中でそれらが維持されるメカニズムについて研究を行います。
・回遊生態に関する研究
生活史の中で海と川の両方を必要とする生物は数多く存在します。例えば産卵のため川に戻る遡河回遊魚がいつ・どこに・どれだけ遡上するか、というような基本的な回遊動態を調べつつ、最終的には彼らの回遊が群集や生態系内の多様性の維持にどのような影響を与えているかを明らかにしたいと思っています。
2.好きなもの,趣味
スポーツ観戦(野球、相撲、ラグビーが軸)、長距離ドライブ、水辺を眺める
3.その他
舞鶴水産実験所は舞鶴湾が眼前なのはもちろん、植栽も美しく素敵な場所です。北海道での生活が長かった私もすぐ土地に馴染めました。充実した環境の中で、生物のことなら幅広く研究ができますので、興味のある方はぜひお越しください。
(フィールド研における経歴とページ履歴 情報整理)
2024-04-01 里域生態系部門 里海生態保全学分野 (舞鶴水産実験所) 特任助教(特定研究員)
2024-04-05 https://fserc.kyoto-u.ac.jp/wp/staff/yatsuyanagi でページ公開