芦生研究林・北海道研究林・上賀茂試験地が教育関係共同利用拠点に認定

森林情報学分野 舘野 隆之輔

 フィールド研の芦生研究林・北海道研究林・上賀茂試験地の3施設が、教育関係共同利用拠点「人と自然のつながりを学ぶ森林フィールド教育共同利用拠点」として認定されました。拠点認定期間は平成27年7月30日から平成31年度末までの5年間です。演習林等の教育関係共同利用拠点として8番目、全国演習林協議会(全演協)加盟大学としては7番目の教育拠点となります。本教育拠点は、森林フィールドを保有しない大学にも、森・川・里の各生態系間のつながりや人と森との様々なつながりについて、森林フィールドを活用して実践的に学ぶための教育機会を提供することを目的としています。全演協の演習林共同利用検討委員会が提案する演習林が担うべき4つの教育目標(森と人とのかかわり、環境と森林、森林生態系、森林施業(管理))の「森と人とのかかわり」を意識した教育共同利用を目指していきます。
 拠点の3施設では、従来の本学学生向けの実習に加えて、芦生・上賀茂で行っている「公開森林実習」や北海道研究林で北海道大学の厚岸臨海実験所などと合同で行っている「森里海連環学実習II」など拠点施設で開講する他大学生向けの実習、さらに他大学実習も多数受け入れており、共同利用の実績を着実に積み上げてきました。今後は新たな「公開森林実習」を開講するなど、他大学向けの実習を充実させていく計画です。また本拠点では、拠点を活用した実習のフォローアップ教育にも力を入れていく予定です。
 フィールド研では、舞鶴水産実験所、瀬戸臨海実験所が既に拠点認定され拠点活動を行ってきましたが、今回認定された森林系施設も含めて3つの教育拠点で、当センターの掲げる森里海連環学に関連した教育研究を展開していく予定です。また教育関係共同利用拠点としての他大学向けの活動に加えて、各施設は従来より小中高生や市民を対象とした様々なイベントを地域関係機関と協力して開催してきており、京都大学のフィールド施設として、地域の教育研究にもさらに貢献していきたいと考えています。

ニュースレター37号 2015年11月