曽我部氏・鈴木助教・山下教授・荒井教授が優秀発表賞を受賞

2015年12月13日、京都大学農学部総合館で開催された平成27年度日本水産学会近畿支部後期例会の口頭発表において、曽我部共生氏(農学研究科修士課程2回生・海洋生物環境学)および鈴木助教、山下教授、荒井教授、鈴木勇人氏が優秀発表賞を受賞しました。

「丹後海舞鶴湾におけるスズキ稚魚の成育場の利用特性」
○曽我部 共生(京大院農)・笠井亮秀(北大院水産)・鈴木啓太・山下 洋・荒井修亮(京大フィールド研)・鈴木勇人(京大農)

(研究内容の紹介)
 由良川では、スズキ稚魚期の成長速度は河川内を成育場とするグループの方が沿岸の砂浜域を成育場とするグループよりも速いことが報告されている。しかし沿岸には、砂浜域だけではなく藻場や底泥質の海域など、成育場としてのポテンシャルを備えた多様な環境が存在している。沿岸域の成育場におけるスズキ稚魚の生態を明らかにすることは、本種稚魚期における生残メカニズムの解明につながるとともに、資源保護の観点からも重要である。本研究では、スズキ稚魚の成長、食性に着目し、成育場ごとの利用特性を明らかにした。