森林情報学分野 惣田 彩可 特定助教
2026年4月1日に教育関係共同利用拠点の特定助教として着任しました。大学院生時代には、1年の半分ほどは芦生研究林に滞在して鳥類を対象とした研究を進め、日本野鳥の会京都支部の有志の方々のご協力のもと、研究林に123種の鳥類が確認されていることを明らかにしました。学生時代に大変お世話になったフィールド研に、教員として貢献できることを嬉しく思っています。今後は、自身の学生目線での研究林利用経験を活かし、研究林・試験地を利用した実習の運営を担当します。
私の専門は行動生態学であり、ミソサザイという小鳥を対象に研究をしています。ミソサザイは鳥類では珍しい一夫多妻制の鳥であり、一部の雄が複数の雌を独占することができます。私は、どのような雄がより多くの雌を独占することができるのか?という問いに対し、雄が非繁殖期の間に繁殖に備えるための行動をどの程度取るのかに着目して研究を行っています。
フィールド研では、これまでの研究に加えて、鳥類の保全生態学的研究や環境DNAを用いたより効率的な鳥類相調査手法の開発にも取り組んでいく予定です。今後、フィールド研を舞台とした教育研究活動の発展に貢献していきたいと考えています。
ニュースレター69号 2026年06月
