2013年2月13日、京都大学総合博物館において、博物誌の中での理科美術「生物描写のコツをお教えする出張お絵描き教室」(企画責任者:上野正博 助教)を行いました。
博物誌の中での理科美術「生物描写のコツをお教えする出張お絵描き教室」
<企画趣旨>
牧野四子吉(まきのよねきち)氏は、広辞苑やファーブル昆虫記などの生物挿絵でお馴染みの生物画家です。
戦前から戦後にかけ京都大学理学部動植物学教室で活躍した四子吉氏は、学術用動植物画にとどまらず、すべての生物を命あるものとして描きました。
今回のお絵描き教室は、四子吉氏の「生物生態画」を継ぐ生物細密画家の小村一也氏に、理科美術の四方山話を伺いながら生物描写のコツを教わり、ともすればデジカメ写真でごまかしてスケッチを蔑ろにする現代の動植物学にNOを突きつける!?といった趣旨で行います。
<企画責任者>
上野 正博
京都大学フィールド科学教育研究センター舞鶴水産実験所 助教
<協力者>
小村 一也
NPO法人NatureWorks 理事長
陸水域の魚類を主題に細密生物画を手がける。2008年から藤田保健衛生大学医学部 (客員准教授)で解剖実習の手引書プロトコル研究に携わり、現在は岐阜大学大学院医学研究科解剖学分野で非常勤講師として、実習手引書制作を続けている。「石に棲む魚」「ワンシートペーパークラフト」等、ネイチャーアートの実践や講師も務める。
<開催予定日時>
2013年2月13日(水) 14:00-16:00 ※申込不要・参加無料(博物館への入館料が別途必要)
<開催場所>
京都大学総合博物館2階セミナー室
<その他>
小村氏が挿絵を描いた淡水生物フィールド図鑑「水に生きる生き物たち」(A5・48ページ・平綴じ・フルカラー)を参加者に無料進呈
*フィールドにて生物の観察時に行う「近代的な観察図の作り方」=現場での素描とデジカメでの資料画像収集のコツ(デジカメ持参のこと)
*細密に描く際のコツ
*生物の外観を正しいプロポーションで描くコツあたりをご伝授