2008年7月25日~27日、公開講座2008 「森のしくみとその役割」-変わりゆく芦生の森と生き物たち-が開催されました。
森ではさまざまな動物が、植物や他の動物、土壌や渓流といった環境といろいろなつながりを結びながら暮らしています。動物は、森の恩恵として食べ物やすみかなどを得ているだけではなく、同時に森にさまざまな影響を与えています。森は最近大きく変わってきていますが、動物が大きく関係している変化もあるようです。
今年の公開講座では、講義と野外観察・体験学習を通じて森の変化とそこに暮らす動物との関係を考えて行きたいと思います。
日 時:2008年(平成20年)7月25日(金)~27日(日)
主 催:京都大学フィールド科学教育研究センター
協 賛:全日本空輸株式会社 CSR推進室
特定非営利活動法人 エコロジー・カフェ
会 場:森林ステーション芦生研究林
(京都府南丹市美山町芦生)
参 加 者:33名
- プログラム -
○7月25日(金)「講義I:芦生の森の概要、樹木識別」
13:00~13:15 開講挨拶 白山 義久教授(センター長)
13:15~13:45 芦生研究林の概要と芦生の森 芝 正己准教授
13:45~14:30 ナラ枯れとカシノナガキクイムシ 山崎 理正助教(農学研究科)
14:45~15:30 芦生研究林の鳥類相とその変化」 梶田 学日本鳥類学会会員
15:45~16:30 樹木識別入門 小嶋 宏和技術職員
長谷川 敦史技術職員
○7月26日(土)「野外実習:森林の観察・体験学習」
8:30 芦生研究林構内集合 日程説明の後マイクロバスで移動
9:30~12:30 天然林内での講義・実習(班別行動)森林系教員・技術職員合同担当
12:30~13:30 昼食
13:30~15:45 天然林内での講義並びに実習
16:00 マイクロバスで下山
○7月27日(日)「講義II芦生の生き物」
9:30~ 10:15 自然保護地域とシカ増加問題 高柳 敦講師(農学研究科)
10:15~11:30 質疑応答・アンケート
11:30~11:45 閉会挨拶 吉岡 崇仁教授(実行委員長)
- 公開講座の様子 -
旧公開ページURI http://fserc.kyoto-u.ac.jp/main/centernews/h20/08news08.html