2026年 4月18-19日、中山 凌さん((元)理学研究科大学院生)と中野智之准教授が、ホテルシーモア(和歌山県白浜町)で開催された日本貝類学会令和8年度大会において、日本貝類学会論文賞を受賞しました。
対象となった論文は以下の通りです。
Selective Settlement of the Planktonic Larvae of the Epizoic Limpet Lottia tenuisculpta (Patellogastropoda: Lottiidae).
Ryo Nakayama, Tomoyuki Nakano
2025 Volume 83 Issue 1-4 Pages 111-120
DOI 10.18941/venus.83.1-4_111
(研究紹介)
動物体表性カサガイ類の1種であるコモレビコガモガイについて、浮遊幼生の着底が主要な宿主である巻貝ヒメクボガイの粘液に誘引されることを解明しました。この発見は、本種が浮遊幼生の段階で適した宿主を認識している事を示唆しており、海産無脊椎動物における浮遊幼生の着底メカニズムおよび動物体表性という特殊な生態がもつ適応的意義の理解だけでなく、海洋生態系における共生関係の進化についての重要な知見であるといえます。
結果については、日本貝類学会のウェブページに掲載されます。
