2026年9月4-7日、長崎大学文教キャンパスで開催されたプランクトン学会・ベントス学会合同大会において、理学研究科生物科学専攻の修士課程1年の宮崎息吹さんが、学生発表賞を受賞しました。
対象となった発表内容は以下の通りです。
「ケヤリムシ共生性腹足類サワラビガイの摂餌生態および近縁種との比較」
宮崎 息吹◯・山守 瑠奈(瀬戸臨海実験所)
(研究紹介)サワラビガイ Separatista helicoides (Gmelin, 1791) は、腹足綱カツラガイ科に属する軟体動物の一種である。本種はケヤリムシ科多毛類の棲管上に共生することが知られており、棲管上から餌の奪い取りを行うことが示唆されてきたが、これまで実際に詳細な摂餌生態は調べられてこなかった。本研究では、フィールド調査および水槽下での行動観察、形態観察、消化管内容物分析、安定同位体分析を通して、本種の摂餌生態の詳細な解明を試みた。加えて、本種を含むカツラガイ科貝類の分子系統解析を行った。得られた系統関係に基づき、カンザシゴカイに固着して共生する同科貝類であるカセンチドリ Trichamathina badia (Dunker, 1882) との比較を行い、宿主の異なる2 種間での摂餌生態の差異について考察した。
結果については、ベントス学会のウェブページに掲載されます。
