澤田 英樹

参考情報(2022-03-31 までの情報です)

sawada_hideki

フィールド科学教育研究センター 里域生態系部門
里海生態保全学分野 特任助教
舞鶴水産実験所
E-mail:sawada.hideki.8x*kyoto-u.ac.jp(*を@に変えてください)
業績など(教育研究活動DB)

(2016-08-01 公開)

1.主な研究テーマ

私の研究は、地形と底生生物(ベントス)との関わりについて、を主体としています。
(1)開放性(露出性)砂浜海岸における二枚貝浮遊幼生の出現動態 
 二枚貝の多くは発生直後に浮遊幼生として海中を漂います。しかし、形態から種を同定するのはほぼ不可能で、分子生物学的手法を用いて簡易に同定する方法を確立しました。
 外海に面した砂浜海岸は波当たりの強い環境で、露出性(≒開放性)砂浜海岸と呼ばれます。このような環境では遮蔽性(≒内湾性)砂浜海岸と生物相が全く異なり、そのメカニズム解明の一端として、二枚貝の浮遊幼生期に着目しました。

(2)汽水性二枚貝と地形的要因について
 二枚貝のヤマトシジミの分布と水深等の地形要因について、河口域や汽水湖を対象に取り組んできました。

(3)マナマコの生態について
 マナマコは、発生直後は浮遊幼生として漂い、着底後は藻場やカキ礁へ、成長するにつれて砂泥や岩礁域などへと目まぐるしく生息地を変えるとされます。さらには季節によっても行動パターンを変え、冬眠ならぬ夏眠ということをします。それぞれの成長段階を対象とし、船外機船や(苦手な)潜水を駆使して解明に取り組みます。

2.好きなもの、趣味

 ジョギング、貝殻拾い、砂浜巡り。プチ太陽光発電。最近は草刈り。

3.その他

 舞鶴実験所は、調査船を含むフィールド調査・飼育施設・魚類標本の大きく3つの分野が連携し、特色ある研究が生まれているように思います。そんな研究環境の維持に少しでも貢献できればと思っています。


(フィールド研における経歴とページ履歴)
2013-04-01/2016-06-30 里域生態系部門 里海生態保全学分野 (舞鶴水産実験所) 研究員
2016-07-01/2021-03-31 里域生態系部門 里海生態保全学分野 特定助教
2016-08-01 http://fserc.kyoto-u.ac.jp/wp/staff/sawada でページ公開
2021-04-01/05-31 里域生態系部門 里海生態保全学分野 特任助教
2021-06-01/08-31 里域生態系部門 里海生態保全学分野 特定助教
2021-09-01/2022-03-31 里域生態系部門 里海生態保全学分野 特任助教
2022-03-31 退職