芦生研究林では、以下の期間に事務所を閉庁いたします。
閉庁期間:2024年12月28日(土) ー 2025年1月5日(日)
この期間にいただいたメールなどについては、2025年1月6日(月)以降にご返答させていただきます。
ご了承のほどよろしくお願いいたします。
投稿者: Takahiro Nagai
現在、公開森林実習I「近畿地方の奥山・里山の森林とその特徴」の受講者を募集しております。
参加を希望される場合はこちらをご覧の上、
特別聴講学生として受講する場合は 6/14(金)
特別聴講学生とならずに受講する場合は 7/12(金) までに必要書類をご提出ください。
近年、芦生研究林の貴重な植生がニホンジカの食害によって著しく衰退しています。
芦生研究林の貴重な植生を維持することを目的に、下記日程で銃器による捕獲を行います。
つきましては入林者の安全を確保するため、下記のとおり終日入林を禁止します。
実施日:令和6年4月26日(金)にて終了しました。ご協力ありがとうございました。
実施日は終日銃器捕獲を行いますので、大変危険です。
下記日程におきまして時間に関係なく絶対に研究林内へ立ち入らないで下さい。
In recent years, the valuable vegetation in the Ashiu Research Forest has been severely degraded due to feeding damage by Japanese deer.
In order to maintain the valuable vegetation in the Ashiu Research Forest, firearms will be used to capture the deer during the following period.
To ensure the safety of the forest visitors, the following restrictions will apply.
Date of enforcement: Friday, April 26, 2024 Completed. Thank you for your cooperation.
The firearms trapping will be conducted all day long on the following days, and is extremely dangerous.
Please do not enter the forest on the following days regardless of the time.
(終了しました/大学院生対象)菌類ワークショップ
芦生研究林において菌類研究者と一緒にフィールド調査や研究議論を行うワークショップを開催します。
大学院生を主な対象として、ワークショップへの参加者を募集します。紅葉も深まる研究林を菌類の目線からのぞいてみましょう。
・概要
菌類多様性研究の促進と若手研究者の育成を目的として、フィールド調査体験とディスカッションを行うワークショップを開催します。
新進気鋭の菌類研究者に調査を行っていただき、そのプロセスを参加者に共有してもらい、また研究発表や参加者間の自由な議論を行います。
今回は、菌類の中でもきのこ(地下生菌・冬虫夏草)や地衣類を中心とした菌類調査と、それらの多様性や系統、生態など幅広いテーマでお話ができると思います。また、芦生研究林や北海道研究林など、フィールド研施設の紹介や調査・研究の相談なども行えます。
フィールドである芦生研究林は、関西有数のブナ林やトチ・カツラの巨木からなる畦畔林などを含む原生的な冷温帯林が広がっています。研究林内は1000種を超える植物種が記録されており、京都丹波高原国定公園の第1種・第2種と区別地域にも指定されています。自然についての詳細は概要ページをご覧ください。
・日時
2023年10月27−29日
・講師
橋本陽 (理研BRC)、山本航平 (栃木県立博物館)、升本宙 (信州大)
スタッフ:松岡俊将(京大フィールド研 芦生研究林)、杉山賢子 (京大フィールド研 北海道研究林)
・主な対象
全国の大学院生定員:10名程度
・参加費
無料 (ただし、芦生研究林までの交通費、宿泊費、食費は実費負担)
・宿泊
芦生研究林の宿泊施設を利用(シーツ代550円、宿泊費300円/一泊、学生は宿泊費無料)。
詳細は研究林ホームページの施設参照。
・スケジュール案(詳細は変更になる可能性があります)
10月27日 11時 芦生研究林事務所前に集合
27日午後と28日終日 研究林内で調査
28日 夜 講師による研究発表と参加者の研究のフラッシュトーク、試料処理の見学と交流会
10月29日 朝 解散
・申し込み
担当教員の松岡(matsuoka.shunsuke.8e*kyoto-u.ac.jp(*を@に変えてください))までメール
同一研究室内で複数人の参加希望がある場合は、集約して代表の方から連絡してください。
申し込み締め切り
10月19日 (ただし定員に達し次第、受付を終了します)
・アクセス
ホームページをご確認ください。
また27日と29日はJR園部駅まで送迎を行う予定です。
人数に限りがありますが希望する方は申し込みの際にお知らせください。
・その他
参加者は各自でイベントや野外活動の保険に加入した上でご参加ください。
大阪産業大学「生物資源活用演習」実習報告
6月24日に大阪産業大学の実習が行われ、6名の学生が芦生研究林を訪れました。
最初に資料館を見学しました。展示されている、トチノキの絵を見ながら、芦生での栃の実の取り扱いや地域での利用について解説を行いました。林内では主にシカ柵の見学を行い、シカの食害や防鹿柵に有無よる植生の回復の違いなど、芦生のシカ害とその歴史について技術職員が中心に解説を行いました。
この実習を通して、芦生研究林に興味を持って頂き卒業研究などの調査地などに利用して頂けたら幸いです。
京都大学「ユネスコチェア実習」実習報告
7/13-14の日程でユネスコWENDIの実習が行われ6名の学生が参加しました。
1日目は石原林長より芦生研究林の概要や地域における生物資源の管理について解説が行われました。その後、森林軌道を散策し、集落跡地や地元の方々が管理し続けている神社を見学しました。
2日目は田歌という集落にて毎年行われている「田歌の神楽」を見学しました。300年以上続くお祭りで、天狗やひょっとこの面や装束を付けた行列が神社まで練り歩き、神楽を奉納するもので、京都府無形民俗文化財に登録されています。その後、かやぶきの里へ移動し、茅葺きの集落を見学しました。最後に京都市右京区京北にある木材市場・㈱北桑木材センターにて京北、南丹地域から集まる木材や流通先について学びました。
今回の実習を通して森林だけでなく、地域がどのように自然と付き合ってきたか、また、持続的な社会の創出のためにどのように自然と向き合っていくかを考えて頂けたら幸いです。
学生宿泊所の大浴場を改修致しました。
男女共用だった学生宿泊所の大浴場を改修し、個人用ユニットバスとシャワーブース(全5室)が完成しました。脱衣所も含めて全てのユニットを完全に個室化しました。
芦生研究林では、誰もが安心して利用できる環境を目指した施設整備を進めています。
2022年6月18日(土)ロームシアター京都にて京都大学創立125周年記念アカデミックマルシェが開催され、フィールド科学教育研究センター芦生研究林が「森林VR体験」をKDDI株式会社様にご協力いただき出展致しました。
当日は天候にも恵まれ、128名という多くの方に、芦生研究林内の森の四季やシカの食害についてのVR動画の体験をして頂くことが出来ました。体験頂いた方からも「芦生に行ってみたくなった」、「昔、芦生に行った時のことを思いだした」、「シカの食害がこんなに深刻な問題だと初めて知った」などのご意見を頂きました。
森林をバーチャルで体験するという技術を通じ、芦生研究林の魅力や課題についてより多くの方に知って頂けたのではないかと感じています。
森林VR動画はコロナ禍、ポストコロナにおけるフィールド実習を補う教材として、また、より多くの方に芦生研究林へ関心を持っていただく導入として活用しています。
この森林VR動画は、舞鶴工業高等専門学校ハンドメイド部様、KDDI株式会社様にご協力いただき制作いたしました。