シンポジウム 21世紀に森・川・海が再生するために

 2005年5月12日、高知県須崎市の須崎市立文化会館で、シンポジウム「21世紀に森・川・海が再生するために」が開催されました。参加者約400名。

シンポジウム開催にあたって
 「森里海連環学」を立ち上げた京都大学(フィールド科学教育研究センター)と、黒潮圏の学際融合的研究をめざす高知大学(大学院黒潮圏海洋科学研究科)は連携して、“クジラの魚付き林”ともいうべき横浪半島の一端にセミナーハウスを持ち、黒潮から立ちのぼる水蒸気によって生かされてきた高知の森と川と海、そしてその里に生きてきた人間のありようを見つめ直し、日本列島の再生を模索することになりました。
 一方、高知県は「有機農業による大地のよみがえり」「木質バイオマス利活用による森林産業と森のよみがえり」を目指しています。
 日本の国土を特徴づける森と川と海に恵まれた高知県において、これら三者の協働が“日本列島再生のモデル”になることを願って、シンポジウムを開催いたします。

  日   時 : 平成17年5月12日(木) 13時30分~18時00分
  会   場 : 須崎市立市民文化会館
          高知県須崎市新町2丁目7番15号
  参 加 費 : 無料
  参 加 者 : 約400人
  申込み方法 : 別紙申込書にご記入のうえ、FAXにてお申し込みください(先着順)
          シンポジウム事務局(高知県水産試験場 FAX.088-856-1177)
          (申し込み終了 参考掲載)
   開会挨拶  辻  文三 (京都大学副学長)
         橋本 大二郎(高知県知事)
   来賓挨拶  笹岡 豊徳(須崎市長)
   基調講演  “森里海連環学”のすすめ
           田中  克 (京都大学フィールド科学教育研究センター長)
         サーモンは、森に何を教えたか
           C.W. ニコル(作家)
                 (京都大学フィールド科学教育研究センター社会連携教授)
         「黒潮圏」研究がめざすもの
           深見 公雄 (高知大学大学院黒潮圏海洋科学研究科長)
   基調報告  天然アユを守るということ
           高橋 勇夫 (河川生物調査コンサルタント)
         農地のよみがえりを目指して
           山下 一穂 (有機のがっこう「土佐の自然塾」塾長)
         木質バイオマス利用が森の再生をすすめる
           大原 儀郎 (実業から木質バイオマスの利活用を進める会)
   パネルディスカッション 21世紀に高知の森・川・海が再生するために
      パネラー
           山岡 耕作 (高知大学大学院黒潮圏海洋科学研究科教授)
           梅本 信也 (京都大学フィールド科学教育研究センター助教授)
           上林  匡 (高知県産業技術委員会理事)
      進  行
           天野 礼子 (アウトドアライター)
   来賓コメント
   閉会挨拶  尾崎 登喜雄( 高知大学副学長)

 ポスターは こちら をご覧下さい。(PDF)
 チラシは こちら をご覧下さい。(PDF)

  -主 催-
  京都大学、高知大学、高知県

  -後 援-
  高知新聞社、RKC高知放送、NHK高知放送局、KUTVテレビ高知、
  KSSさんさんテレビ、高知県内水面漁業協同組合連合会、高知県漁業協同組合連合会、
  高知県農業協同組合中央会、高知県園芸農業協同組合連合会、高知県森林組合連合会、
  社団法人高知県建設業協会、高知県生活協同組合連合会、高知県教育委員会

            -シンポジウムの様子 -

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