2017年9月30日に神戸大学大学院理学研究科との共催で、ひらめき☆ときめきサイエンス「寄生虫が森と川を育む!?~ハリガネムシを通して自然をみてみよう~」を実施しました。
「ひらめき☆ときめきサイエンス」は独立行政法人日本学術振興会の事業で、文部科学省科学研究費補助金(通称、科研費)を用いて行われている最先端の研究成果に、小学5・6年生、中学生、高校生の皆さんが、直に見る、聞く、触れることで、科学のおもしろさを感じてもらうプログラムです。
今回は県外から11名の高校生と引率者5名が参加され、JR藤並駅と有田川町清水行政局で受付を行いました。
和歌山研究林に移動後、はじめに開講式を行い、神戸大学の佐藤准教授による和歌山研究林の概要説明や講義「森と川をつなぐ生きものたちの話」を行いました。
講義後は実習「生物の採集・観察」を⾏い、渓流でのアマゴ採集と胃内容物調査、体⻑・体重測定、個体の識別⽅法を体験しました。また、寄生⾍ハリガネムシとその宿主カマドウマのトラップによる捕獲と観察も実施し、「寄生虫が渓流魚を育む」ことを参加者に実感してもらいました。
最後に閉講式を行い、参加学生に未来博士号が授与されました。
*渓流での実習は有田川漁業協同組合の同意のもと、和歌山県から許可を得て行っています。