和歌山研究林ミニ公開講座

和歌山研究林では、10月24日に和歌山研究林ミニ公開講座(後援:有田川町教育委員会 京大ウィークス2020参加イベント)を開催しました。

このイベントは、本施設の存在および意義、教育・研究内容を地域を中心とした一般市民の皆さまに知ってもらうことを目的に、2015年から開催しているものです。今年は新型コロナウイルスの影響も考慮し、感染防止の観点から定員を例年より少ない10名にして企画を行いました。当初予定した10月10日は台風接近に伴う悪天候のため、日程を10月24日に延期して行いました。その影響もあり、当日は4名の参加にとどまりました。

当日は、有田川町清水行政局駐車場に集合し、受付・検温を済ませた後、マイクロバスで研究林内の観察コースに向かいました。研究林教員および技術職員の解説により、主に標高の高い尾根部で自然観察を行いました。当日は晴天に恵まれたものの、観察コースは尾根部であることから強風がふき寒い中での観察会となりましたが、参加者は樹種名だけでなく、その植物の多様性や、木材資源としての利用と課題に関して理解を深めました。

参加者からは、「無事に開催できて良かった。」「植物の種類を多く知ることができた。」「説明がわかりやすくとても勉強になった。」などの感想が寄せられ、イベントは好評のうちに終了しました。

開講式と概要説明

人工林の説明

根返りした木の説明

アセビについて意見交換

モミの葉の解説

ブナの木を観察