教育・研究

教育

ウッズサイエンス

和歌山県立有田中央高等学校清水分校との共催で林業に関する科目を設置し、2002年度より「ウッズサイエンス」として開講しています。
地上権返還後は、高校、有田川町をはじめとする行政機関および町内の林業事業体と合同でウッズサイエンスに協力していきます。

時間・単位:週2時間、2単位

設置の理由:地域の主要な産業である林業について学習し、森林内での実習を通して自然のすばらしさに触れ「緑を守ることの大切さ」を身につける。また、身の周りの自然環境について自ら考えまとめる力の習得を目指す。

科目の目標:森林とその活用について興味を引出すとともに、森林の保全と利用に必要な知識と技術の基本を習得し、森林機能とその必要性について理解を深める。

ウッズサイエンス(水質分析)
ウッズサイエンス(渓流魚調査)

研究

モニタリングサイト1000

旧和歌山研究林八幡谷学術参考林は、大正15年の地上権設定当初から手を加えずに維持されてきたモミ・ツガ林です。現在では和歌山県には残り少ない天然生モミ・ツガ林であり、古くからその生産力・動態・土壌動物相・昆虫相などの研究が数多くなされており、近年は環境省が主体となり実施している「モニタリングサイト1000」のコアサイトとしての調査を行っています。
地上権返還後も、マルカ林業株式会社のご協力のもと、モニタリングサイト1000の調査を継続していきます。

モニタリングサイト1000(毎木調査)
モニタリングサイト1000(リター回収)

その他調査

事務所構内の南側を流れる湯川川では環境DNAの調査を、また気象観測も継続して実施しています。

和歌山研究林研究業績

和歌山研究林で行われた研究による業績をまとめました。(~2023年度)

和歌山研究林研究業績一覧(~2023年度)