2017年9月20日から22日にかけて、有田川町立八幡中学校2年生4名の職業体験学習を受け入れました。
この学習は
・勤労の尊さや意義を理解し、望ましい職業観を養う。
・地域についての理解を深め、共によりよく生きていこうとする意欲や態度を育てる。
・生き方についての自覚や将来設計について考える機会とする。
といった目的で行われています。
以下、職業体験生に作成してもらったホームページ報告です。
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一日目の午前、僕達は地図を見ながら自分がどこにいるのかなど、地図の見方を教えてもらいました。
最初は地図を見ても今どこにいるかわかりませんでした。だけど周りを見てみるとヒントがあって、橋や別れ道などを見つけて今ここにいると分かるようになりました。地図は自分の場所も分かったり等高線で高さが分かったりといろいろ便利だと思いました。僕達はヒントを言ってもらって京大研究林の山全体を見ながら地図を見たけど、京大研究林で仕事をしている人は1日で広い山の場所を覚えないといけない時があると聞いたので大変だと思いました。
一日目の午後に、林道の路面整備に使うホイールローダと油圧ショベルの操作と、渓流水のpHとECの測定をしました。ホイールローダはすごく大きいバケットが前にあって、そのバケットを使って土や石を運ぶという仕組みになっていました。土や石を運ぶときは、まずバケットを地面と平行にして、地面につけながら土に下から入れて持ち上げるという操作をしました。バケットを地面と平行にするのは簡単でしたが、地面につけながら進むのはすごく難しかったです。そして持ち上げて自分の好きな所に土を下ろしました。操作するのは、とても難しかったけど、面白かったので、またしてみたいです。
二日目の午前にモニタリングサイト1000の調査でリタートラップ回収をしました。
リタートラップ回収に行くまでの山登りが傾斜45°の山を30分ぐらい登ったのでしんどかったです。リタートラップ回収をする時は中身が外にでないように袋に入れないといけないので、下に落ちそうになって大変でした。リタートラップの回収も大変だったけど一番山登りが大変でした。
二日目の午後、間伐をしました。小学校の時も木を切った亊がありました。その時は、のこぎりで切っていたけど、今回はチェーンソーで木を切りました。
最初にチェーンソーの説明をしてもらいました。今までスイッチだけ入れたらチェーンソーが使えるようになると思っていたけど、使う前に色々な手間があって驚きました。
実際に木を切ってみると、のこぎりよりチェーンソーの方が使いやすくて、早く終わりました。でも、使いやすくて早い分危険な機械だと思いました。チェーンソーには安全装置が3箇所あって、少し安心出来ました。間伐で一番難しかったのが、木を切り倒す方向を考えて、その通りに倒すところでした。
三日目の午前、チェーンソーの清掃と、ミールワーム交換(研究補助)をしました。
最初にチェーンソーを分解して清掃しました。見た亊の無い部品などが見えて、良い経験になりました。でも、結構時間がかかって大変でした。
アマゴの生育の研究をするために、ミールワームの交換をしました。ミールワームの交換は川でします。アマゴの餌を取り替える事がミールワームの交換と言います。川は足下が少し険しく、流れが速く、水が深い所があったので、それも大変な作業でした。
三日目の午後、ホームページ掲載用の原稿を作成しました。三日間体験したことをまとめました。