森林科学教室

2020年11月7日に、有田市教育委員会主催の「森林科学教室」(紀の国森づくり基金を活用)が開催されました。参加したのは有田市教育委員会の募集に応じた小学5~6年生10人でした。

午前中は事務所周辺の樹木を観察しながら、その名前や特徴、それぞれの種がそれぞれの生存戦略を持っていること、紅葉のしくみ等を解説し、合わせて紀伊山地のなりたちや、森づくりと災害の関係などについてもお話しました。
遅めの昼食をはさみ、午後は重機倉庫に場所を移し、樹木の名前テストを行ったあと、マルカ林業株式会社の皆さんを中心に、ヒノキでの箸づくりなどの木工体験を行いました。

当日は雨天が予想されていましたが、子供達の好奇心が雨雲を吹き飛ばし、傘なしで実施することができました。小学生とはいえ、応募するほどの森好きが集まり、予定の時間が過ぎても高度な質問が尽きない状況となりました。小学生向けの応募形式のイベントは初めての試みでしたが、非常に反応がよく、森林や地域を支える人材に育ってくれること、できれば京都大学への進学を目指してくれることが期待できました。今後も機会があれば県や教育委員会と連携し、同様のイベントを実施したいと考えています。

樹木観察1

樹木観察2

樹木識別テスト

葉を使った顔づくり

箸づくり

コースターづくり