和歌山研究林では上水道がなく、近くの沢から直接水を引いて使用しています。このため、細かい砂などが常に流れ込んでくる状態のため、建物に入る直前に設置している砂取り器・浄水器・除菌器を通して使用しています。これらの設備は定期的なメンテナンスを行っています。
冬期は凍結防止のため、ほとんどの蛇口から水を流している状態のため取扱水量が多くなり、浄水器のろ過機能が追い付かず、水の濁りや詰まりなどが発生しやすくなります。今回は水の濁りと水流の減少が発生したので、砂取り器と浄水器のフィルター掃除を行いました。いずれのフィルターにも多くの泥や砂がたまっていました。これらのフィルターを掃除したり、きれいなフィルターに入れ替えをして、元通りに設置しました。このような作業は一般的な上水道を使用しているところでは行わないと思いますが、上水道のない和歌山研究林ならではの作業であると思います。