令和5年6月の台風2号による大雨で、研究林内において土砂崩れ等の被害が発生しました。つきましては、当面の間、研究林内車両通行止めと致します。
利用者の皆様にはご不便をおかけしますが、研究等で利用される際には、事前にご連絡頂きますよう、よろしくお願い致します。
通行可能となりましたら、改めてお知らせいたします。
令和5年6月の台風2号による大雨で、研究林内において土砂崩れ等の被害が発生しました。つきましては、当面の間、研究林内車両通行止めと致します。
利用者の皆様にはご不便をおかけしますが、研究等で利用される際には、事前にご連絡頂きますよう、よろしくお願い致します。
通行可能となりましたら、改めてお知らせいたします。
10月15日に和歌山研究林ミニ公開講座(後援:有田川町教育委員会)を開催しました。
このイベントは、本施設で行われている教育・研究内容などについて、地域の皆さまに知ってもらうことを目的に2015年から開催しているものです。今年も新型コロナウイルスの感染拡大防止対策を行った上で、定員を減らして実施し、募集定員10名に対して12名の応募があり、当日の参加者は9名でした。
当日は天気が心配されましたが、素晴らしい好天に恵まれ、有田川町清水行政局駐車場に集合した参加者は、受付・検温を済ませた後、マイクロバスでごまさんスカイタワーを経由し、研究林内の観察コースに向かいました。
当研究林の長谷川尚史准教授の解説により、主に標高の高い尾根部で自然観察が行われ、樹木の種名だけでなく、その生存戦略や木質資源としての利用方法などについての説明に、参加者は熱心に聞き入り、積極的に質問を行っていました。
参加者からは、「貴重な体験だった」「最高に素晴らしい一日でした」「内容豊富で決して”ミニ”ではなかった」などの感想が寄せられ、後日、ある参加者からは、感想がびっしり書き込まれたお礼の葉書が届くなど、参加者の皆さんは非常に満足されたようでした。
2022年8月31日~9月2日に長谷川尚史准教授による京都大学1回生を対象とするILASセミナー「森を育て活かす-林業体験をとおして考える」が行われました。受講者は4名(理学部、工学部、農学部)が集まりました。
本セミナーは、下刈り、間伐、集材など、伝統的に日本で行われてきた林業作業を体験するとともに、最先端の林業の作業現場を見学、山村で暮らす人々との交流を通し、来るべき循環型社会の中で、森林資源をどのように持続的に利用していくかについて考え、自然科学、社会学など様々な側面から議論することを目的としています。
研究林内での実習は9月1日に行われ、間伐プロットの設置、毎木調査(胸高直径、樹高、形質、樹木位置図)、間伐木の選木、間伐作業が行われました。当日は朝から悪天候となり、実施が危ぶまれましたが、昼前からは回復し、予定していた全行程は実施できなかったものの、無事に間伐作業まで行うことができました。受講者の皆さんには、悪天候の中での野外活動となり大変だったと思いますが、今回の実習を通じて、森林・林業についての知見を深めてもらえると幸いです。3日間お疲れ様でした。
令和4年8月24日に10林班の茗荷平において、下刈り作業を実施しました。こちらは令和3年4月にスギの苗木を植栽し、獣害防止のためのツリーシェルターを設置した場所です。
ウリハダカエデやススキといったシカの食害を受けにくい植物の生長が旺盛で、シェルターの高さ(140cm)を超え、苗木の生育を阻害する恐れがあるため、これらを対象に刈払いました。
スギの苗木は、大半がシェルターの高さを超え、順調に生育していますが、雑草類も同じように生育が良いため、今後も定期的な巡視を行い、必要があれば下刈りを実施していきたいと思います。
令和4年5月23日に有田川町立八幡小学校5年生を対象に森林体験学習を行いました。
この事業は例年、八幡小学校の5年生を対象に「総合的な学習の時間‐森のことを知ろう(環境)‐」の事業の一環で春と秋の年2回実施されています。
技術職員の案内で、研究林内2.3林班の観察コースをゆっくり散策しながら、樹木の葉の違いによる見分け方の解説や、天然林の観察を行いました。
午後からは午前に歩いた観察コースで見つけた樹木の識別テストを行いました。10種類の樹木について、名前と特徴をそれぞれ回答してもらいました。
「これは葉っぱがとがっているやつだ」、「特徴はわかってるけど名前が出てこない」など、悪戦苦闘しながらも生徒たちは楽しく学習していました。
この体験を通じて「樹木の調べ方がよく分かった。」「樹木の名前がわかって親しみがわいた。」「もっといろいろな樹木を調べたい。」などのうれしい感想をもらいました。
令和4年5月19日に有田川町立安諦小学校5年生を対象に森林体験学習を行いました。技術職員の案内で、研究林内2.3林班の観察コースを散策しながら、樹木の葉の違いによる見分け方について説明を行い、天然林に生える10種類ほどの樹木を覚えてもらいました。「葉っぱを見たら木の名前が調べられることが分かった。」「知らない木の名前を覚えることができて森についての興味がわいてきた。」などの感想をもらい、うれしく思いました。
今回の森林学習は、都合により午前中だけの授業になり、識別テストをする時間がとれなかったため、テスト用の枝葉のサンプルを持ち帰って小学校でテストをしてもらいました。テストの結果がどうなったか、解答用紙が届くのが楽しみです。
京都大学フィールド科学教育研究センター和歌山研究林をご利用の皆様へ
有田郡有田川町下湯川地区の県道19号(美里龍神線)において、道路工事のため時間制限の通行止が行われます。
規制場所:有田川町下湯川地区
規制期間:令和4年5月9日(月)~7月30日(土)
規制時間:午前8:30~午後4時 ただし午後12時~午後1時の間は通れます
解除日:日曜祝日は通れます
詳細はこちらをご覧ください。
通行には十分に注意していただくようお願いします。
京都大学フィールド科学教育研究センター和歌山研究林
銃器によるニホンジカ等の捕獲を実施するため、下記のとおり入林を制限します。
実施期間 令和4年4月1日(金) から 令和4年10月24日(月) まで 入林禁止時間 平日(月~金) : 午前9時まで,午後5時以降 土日・祝日(12月29日~1月3日も含む) : 終日 |
期間中は、平日は日出から午前9時まで、および午後5時から日没まで、土日・祝日(12月29日~1月3日も含む)は終日、林内で銃器を使用しますので、大変危険です。絶対に研究林内に立ち入らないで下さい。
なお、上記制限日時内での入林・利用を希望される場合は、個別にご相談ください。
この捕獲作業は、貴重な植生を守り、持続可能な森林管理を実現させるための活動です。ご理解とご協力をお願いいたします。
有田川町
和歌山県猟友会有田支部清水分会
京都大学フィールド科学教育研究センター和歌山研究林
1月よりスギ・ヒノキの人工林(6林班、30年生)において保育間伐を実施しています。
適正な密度管理を行うことにより、込み合った林内に適度な空間や日射が確保され、残された樹木の健全な成長を促します。
2月は雪や風の影響で実施できない日が多くありましたが、3月に入ってからは安定した天候が続いています。
引き続き、安全に留意して作業を進めてまいります。
前回報告した水道設備のメンテナンス(1)により、水道の濁りと水流は回復しましたが、その数日後には簡易水洗トイレの水が出にくくなったので、トイレタンクのフィルター掃除を行いました。
トイレタンク内にあるフロート部の管の入口にメッシュのフィルターがあるので、フロート部を取り外します。フィルターに詰まった砂などをメッシュを破損しないように丁寧に取り除きました。フロート部などを元通りに設置し、水漏れと通水を確認して作業完了です。
和歌山研究林は森林の教育・研究のため、事務所も森林に囲まれた僻地に設置されており、町からは遠く、専門業者の対応もすぐには受けられない環境にあります。このため、利用者の不便を軽減するためには、職員は細かな部分の保守についても早急に対応しなければなりません。