2015年11月14日、舞鶴市西総合会館において、第5回日本海研究集会「おいしい、安全な、地球にやさしい水産物-エコラベルのはなし-」(水産海洋学会主催、森里海連環学教育ユニット共催)が開催されました(参加者43人)。
チラシはこちらをご覧下さい。
日 時:2015年11月14日(土) 13:00-16:30(受付12:30-)
場 所:舞鶴市西総合会館 4階 文化情報センター第一会議室(舞鶴市字南田辺1番地)
※参加無料、定員120名
-プログラム-
司 会:益田 玲爾(京都大学フィールド研)
挨 拶:和田 時夫(一般社団法人水産海洋学会長) 13:00-13:05
趣旨説明:山下 洋(京都大学フィールド研) 13:05-13:10
話題提供 座 長:富永 修(福井県立大学海洋生物資源学部)
1.ブランドとしての認証制度 13:10-14:00
吉野 章(京都大学地球環境学堂)
2.持続可能な漁業とMSC認証 14:00-14:35
鈴木 允(MSC日本事務所)
―休 憩- 14:35-14:50
3.京都府底曳網の資源管理とエコラベル 14:50-15:25
山﨑 淳(京都府海洋センター)
4.エコラベルの読み方 15:25-16:00
大元 鈴子(総合地球環境学研究所)
総合討論 座 長:山下 洋(京都大学フィールド研),鈴木 允(MSC日本事務所) ,
富永 修(福井県立大学海洋生物資源学部) 16:00-16:25
閉会挨拶:山下 洋(京都大学フィールド研) 16:25-16:30
開催趣旨:私たちが購入する商品には、さまざまなエコラベルが表示されています。内容は、熱帯雨林の保全に配慮した木材やパーム油から、人道に配慮した宝石類まで多岐にわたります。エコラベルの中に、水産資源の適正な管理や海洋環境に配慮した漁業生産物であることを示す漁業認証制度があります。最近のオリンピック・パラリンピックでは、会場で提供される水産物はすべて認証を取得しているものとするという流れがあります。京都府機船底曳網漁業連合会のアカガレイ漁業は、2008年に持続可能な漁業の証明であるMSC認証を取得しました。これはアジアでも初めてという先進的な取り組みでしたが、市民レベルで十分に認知されているとは言いがたいです。そこで、本研究集会では、京都府で漁獲される水産物を中心に、農林水産物における認証制度やエコラベル制度について紹介することで、認証制度全般についての理解を深めることを目的とします。生産・流通や行政関係者はもちろん、実際に食品を購入する一般市民や、学生、研究者を対象として、水産資源を持続的に利用することの大切さと、そのために認証制度を活用することの可能性について考えたいと思います。
主 催:一般社団法人水産海洋学会
共 催:京都大学 森里海連環学教育ユニット
問い合わせ先:フィールド研舞鶴水産実験所(電話:0773-62-5512)