森林育成学分野 助教の公募

フィールド科学教育研究センター森林生態系部門 森林育成学分野 助教の公募
※2024年4月30日(火)公募締切

職種および募集人員 助教 1名

所属および勤務場所
【所属】京都大学 生態フィールド学系
    フィールド科学教育研究センター 森林生態系部門 森林育成学分野
【勤務地】フィールド科学教育研究センター:芦生研究林(所在地:南丹市美山町)。
   ただし、他の施設:北海道研究林標茶区(所在地:北海道川上郡標茶町)、上賀茂試験地(所在地:京都市北区)、北白川試験地(所在地:京都市左京区)、紀伊大島実験所(所在地:和歌山県東牟婁郡串本町)等への異動があります。

(変更の範囲)大学が在宅勤務を許可又は命じた場合は自宅等

募集内容
 京都大学のフィールド科学教育研究センター(以下、「フィールド研」という)は、平成15年4月に旧理学研究科附属瀬戸臨海実験所、農学研究科附属演習林・亜熱帯植物実験所・水産実験所の4施設を統合し、フィールドをベースに森から海までのつながりを解明する「森里海連環学」を基盤とした教育・研究を目的として設立されたものです。京都大学の全学共同利用施設としてフィールド科学に関する全学共通教育、農学研究科・理学研究科・地球環境学堂の協力分野として学部・大学院の教育を担当するとともに、森林生態系、里域生態系、海洋生態系間の連環機構の解明に取り組み、自然生態系や地球環境の保全に関するフィールド教育と研究の発展を目指しています。また、公開講座、地域連携講座などを通してこれらの活動を発信し、社会貢献に務めています。令和3年度には瀬戸臨海実験所と舞鶴水産実験所が、令和2年度には芦生・上賀茂・北海道の研究林・試験地が教育関係共同利用拠点に再認定され、全国の国公私立大学の学生に対してフィールド教育の場と機会を提供しています。

 本公募では、森林科学に関する豊かな教育研究経験を有し、人工林・天然生林の維持管理や施業、森林流域の保全・管理・資源利用に関する森林資源学や森林管理学などの研究分野や、森林と人間社会の関わりに関する幅広い研究分野との連携に強い関心を持つ人材を募集します。採用後は、芦生研究林、北海道研究林、上賀茂試験地、紀伊大島実験所に勤務して、森林フィールドを活用した教育研究を推進するほか、人工林および天然生林の管理にも携わっていただきます。また、由良川流域、あるいは釧路川流域・別寒辺牛川流域、古座川流域等を対象とした森里海連環学に関わる研究プロジェクトを企画実行する意欲のある方を募集します。

 また、フィールド研の森林系の5つのフィールド(北海道・芦生研究林、上賀茂・北白川・徳山試験地)および紀伊大島実験所における教育と研究にも参画し、森林系の教員として、研究林・試験地・実験所の管理・運営の責務を他の教員、職員と連携して遂行するとともに、フィールド研全体の組織運営にも積極的に関与できる方を望みます。また、教育関係共同利用拠点の運営において中心的な役割を果たすとともに、公開森林実習など他大学による共同利用の推進にも積極的に関わっていただきます。

 教育に関しては、以下に述べる「1. フィールド研森林生態系部門」と「2. 農学研究科森林科学専攻森林資源学講座(協力講座)森林育成学分野」、「3. 地球環境学舎」、「4. 教育関係共同利用拠点」の講義・実習等を担当していただきます。なお、勤務地により担当科目や担当コマ数は異なるほか、異動に伴い担当科目は変更する可能性があります。

【本公募教員が担当する科目】
 1.フィールド研森林生態系部門:全学共通科目:
  新入生向け少人数セミナー(ILASセミナー)、森里海連環学I(分担)、森里海連環学II(分担)、森里海連環学実習IもしくはII(分担)
 2.農学研究科森林科学専攻森林資源学講座(協力講座)森林育成学分野:
  研究科:森林育成学特論IもしくはII、森林育成学専攻演習、同専攻実験(それぞれ分担)
  学部:森林育成学、森林科学概論B、研究林実習I、II、III、IV(いずれかを分担)
 3.地球環境学舎:森里海統合管理学(英語講義、分担)
 4.教育関係共同利用拠点:公開森林実習IもしくはII(分担)

(職務内容の変更の範囲)京都大学の業務(教育・研究・運営)

応募資格
 ・博士の学位を有すること。または着任までに取得見込みであること
 ・国籍は問いませんが、日本語による十分なコミュニケーションができること
 ・学位取得後5年以内であること

採用時期 令和6年 7月 1日以降のできるだけ早い時期

専門分野 森林科学

任期 なし

試用期間 あり(6か月)

勤務形態 専門業務型裁量労働制(週38時間45分相当、1日7時間45分相当)
 ・専門業務型裁量労働制を適用しない場合は、週5日8:30~17:15勤務(休憩12:00~13:00)
 ・超過勤務を命じる場合あり
 休日:土・日曜日、祝日、年末年始、創立記念日

給与・手当等 本学支給基準に基づき支給

社会保険 文部科学省共済組合、厚生年金、雇用保険および労災保険に加入

提出書類
 以下の1~10の書類をメールにて送信してください。メールタイトルには、「教員(助教)応募書類」と明記してください。

 1. 履歴書(写真貼付、大学入学以降の学歴・職歴、資格・免許等、書式は自由)
 2. 研究業績リスト(査読付原著論文、査読なし原著論文、著書、総説、その他に区分)主要原著論文5編(以下の4.に対応)に*印を付けてください。
 3. 所属学会ならびに学会活動(役職、シンポジウム企画など)
 4. 主要原著論文5編の別刷(またはコピー)
 5. これまでの研究内容の概要(1,000字程度)
 6. 今後の教育と研究に対する抱負(2,000字程度)抱負に関して、とくに、フィールド研施設を使った教育・研究および森里海連環学に関する内容を書いてください。
 7. 社会連携に関するこれまでの実績と抱負(1,000字程度)
 8. これまでの競争的資金の獲得状況研究費名称、研究課題、代表者氏名・所属、研究期間、研究費総額のリスト
 9. 8.以外に関わった研究プロジェクトの課題名、代表者氏名・所属等のリスト
 10. 参考意見を伺える方(2名)の氏名と連絡先

 応募書類送付先 E-mail:tokuchi.naoko.5r*kyoto-u.ac.jp(*を@に変えてください)

応募締め切り 令和6年 4月30日(火)必着

選考方法
 選考の過程で必要に応じて面接(状況によりオンライン面接)を行います。その際の経費は自己負担とします。面接の詳細は対象者に別途連絡します。

問い合わせ先・提出先
 京都大学フィールド科学教育研究センター 徳地直子
 TEL:075-753-6442
 E-mail:tokuchi.naoko.5r*kyoto-u.ac.jp(*を@に変えてください)

その他
 提出していただいた書類は、採用審査にのみ使用します。正当な理由なく第三者への開示、譲渡および貸与することは一切ありません。本学における男女共同参画推進施策の一環として、「雇用の分野における男女の均等な機会及び待遇の確保等に関する法律(男女雇用機会均等法)」第8条の規定に基づき、選考において評価が同等である場合は、女性を優先して採用します。京都大学では、すべてのキャンパスにおいて、屋内での喫煙を禁止し、屋外では、喫煙場所に指定された場所を除き、喫煙を禁止するなど、受動喫煙の防止を図っています。

 ※公募書類(PDFファイル)をご確認ください。