「里山里海つながるフェス@イオンモール草津」を開催

「里山里海つながるフェス@イオンモール草津」を開催

森林生態系部門 田中 拓弥

 2025年11月9日に、滋賀県南部を中心とした高校、大学、企業、団体、行政機関等が集い、里山里海や森里川湖海のつながりをテーマに発信と交流を行うことを目的として、イオンモール草津のイベントスペースにおいて「里山里海つながるフェス」を公益財団法人イオン環境財団との共催で実施しました。このイベントの狙いは、来場者が森里川湖海でのワクワクする取組に出会い、出展者が多様な人々と交流することによって、これからの里山里海での共創につなげることです。
 午前は、龍谷大学政策学部の谷垣岳人准教授(同大学里山学研究センター長、「龍谷の森」里山保全の会副代表)から同大学で里山を保全してきた経緯やそこでの生き物について解説いただきました。その後の出展団体による活動紹介では、公益財団法人イオン環境財団、草津市環境政策課、パナソニックグループ草津工場「共存の森」、特定非営利活動法人まるよし、「龍谷の森」里山保全の会、森・川・田んぼプロジェクト(大阪産業大学学生サークル)、滋賀県立高島高等学校科学探究部、立命館守山高等学校、滋賀県琵琶湖環境部琵琶湖保全再生課、森里海と文化研究会(京都大学学生サークル)、滋賀県立膳所高等学校生物班、当センターの代表者が登壇しました。吹き抜けの会場にある大きなモニターに里山の生き物や活動風景を示しながらプレゼンテーションが行われました。
 午後、それぞれのブースで出展者が展示物の解説や顕微鏡観察の補助など来場された方々に対応しました。併行して進められたワークショップでは、生きものの塗り絵や草花に親しむしおりづくり、間伐材でのクラフト体験、土の性質を調べる実験が、それぞれの企画団体により行われ、主に子どもたちが参加しました。今回の会場は開放的な空間で来店者の目に留まりやすく、大勢の方が来場されました。来場者アンケートでの満足度は高く、中でもワークショップ、顕微鏡での観察、生き物の標本展示の解説等が好評でした。また、2箇所の会場への訪問を促すスタンプラリーでは、ゴールした方へオリジナルの生き物イラストマグネットを進呈しました。こちらにも子どもたちやご家族が多く参加されました。
 当センターは公益財団法人イオン環境財団と協定を結び、2022年4月から同財団の支援を受けながら、「新しい里山・里海 共創プロジェクト」を連携して実施しています。同プロェクトでは、里山里海の活動についての発信やネットワークづくりのお手伝いも目標のひとつとしており、そのための試みとして、「里山里海つながるフェス」を、2023年(イオンモール京都桂川)と2024年(イオンモール高の原)に開催してきました。今回を含む3年間の試みで得た経験を分析整理し、里山里海の自然に関わっていく人がさらに増えるために、どのようなアプローチが効果的なのかを探っていきたいと思います。

(開催案内) 里山里海つながるフェス@イオンモール草津/新しい里山里海の勉強会(第12回)

ニュースレター68号 2026年02月