水を巡る諸問題に関わる自然科学と社会科学の融合研究の可能性

2011年 7月28日に、名古屋大学において、名古屋大学HyARC(地球水循環研究センター)研究集会(合同ワークショップ)「流域社会をとりまく水循環と水問題:水を巡る諸問題に関わる自然科学と社会科学の融合研究の可能性」が開催されました。(フィールド研 木文化プロジェクト共催)

合同ワークショップ プログラム(案)
題名 「水を巡る諸問題に関わる自然科学と社会科学の融合研究の可能性」
場所 名古屋大学 環境総合館3階 講義室3
日時 2011年7月28日(木)14:00-18:30

趣旨:流域の人間社会および、それを取り巻く自然生態系は、流域水循環の 基盤であり、水に関わる諸問題を内包する。
地球規模での気候変化とともに、近代化・現代化にともなう土地被覆の変 化、産業構造の変化、また、それにともなう人々の環境意識の変化は、社会 を含む流域生態系のあり方を変貌させる。
本ワークショップでは、この流域生態社会のあり方を考えるための自然科学 と社会科学の融合研究の可能性について討論を行う。
第1回となる本ワークショップでは、水量(洪水・渇水)や水質の変化に伴う 様々な問題について、自然科学者と社会科学者が一体となって取り組んでき たプロジェクトの関係者が相互の研究紹介を行い、自然科学的、社会科学的 な方法論やスケール論、協働に向けた取り組みについて検討を行う。

14:00 開会(総合司会・京大フィールド研・舘野隆之輔)

14:00-14:40 森里海連環学-生態系のつながり、人と自然のつながり
 (京都大フィールド研・吉岡崇仁)(発表30分+質疑応答10分)

14:40-15:20 流域環境をどうデザインするか―住民と専門家の対話の試み
 (京都大フィールド研・大川智船)(発表30分+質疑応答10分)

15:20-16:00 水都再生に向けて
 (名古屋大環境学・田中重好)(発表30分+質疑応答10分)

<休憩>16:00-16:20

16:20-17:00 長江プロジェクトで目指したこと、水循環から何が分かるか?
 (名古屋大HyARC・田中広樹)(発表30分+質疑応答10分)

17:00-17:40 中国における水資源利用の状況とその諸問題
 (富山県立大工学・大西暁生)(発表30分+質疑応答10分)

17:40-18:30 総合討論 水問題について、方法論やスケールの問題、協働に向けて
(司会・京大フィールド研・舘野隆之輔)

18:30 閉会

※本研究集会は、地球水循環研究センター共同研究(研究集会)の経費にて サポートされます。
※京都大学フィールド科学教育研究センター木文化プロジェクト共催

参加費:無料・申込不要
主催:名古屋大学地球水循環研究センター