益田 玲爾


フィールド科学教育研究センター里域生態系部門
里海生態保全学分野 准教授
舞鶴水産実験所長
E-mail:reiji*kais.kyoto-u.ac.jp(*を@に変えてください)
業績など(教育研究活動DB)

(2003年度公開)

研究分野:魚類心理学

主な研究テーマ:
1. 魚の群れ行動の発達心理学
 多くの魚は稚魚期に群れを形成する.それでは,群れはいつ頃どんな風に形成されるのか,また捕食者を避ける上で群れがどのように機能しているのかを調べてみよう,という研究.マアジ,マサバ,ニシン,イワシ類,その他,食える魚なら何でもが対象.

2. 魚類の学習能力の発達
 高等脊椎動物とは異なり,魚はたいてい生きている限り成長を続ける.したがって脳容積も大きくなり続けるがしかし,学習能力について調べてみると,比較的若い時期にピークを迎えるらしい,といった研究.イシダイとキジハタを使っている.

3.魚類心理学の栽培漁業への応用
 稚魚の放流では,放流された魚が天然の餌を食べ,しかも外敵から逃れて生き残ることが必要である.しかし,養殖条件で飼育された稚魚たちは,天然にうまく適応できない場合もあるかもしれない.そこで放流後の生き残りに関係しそうな行動について,実験室でテストしたり潜水観察したりしている.全国でさかんに放流されているヒラメや,京料理に欠かせないアカアマダイ等の魚が研究対象.

4. 仔稚魚の捕食者としてのミズクラゲと,クラゲを利用する魚としてのマアジの研究
 クラゲは仔稚魚を食べる.海が汚れて富栄養化が進むとクラゲが増えて魚が減るだろうけれど,クラゲが増えるとトクをする魚がいる.それがマアジとカワハギで,ここ数年,両魚種は豊漁だ.では,マアジはどんな風にクラゲを利用しているのか,飼育条件下で観察してみよう,という研究.

5. 舞鶴市長浜に出現する魚類相の周年変化
 せっかく海辺に実験所があるのだから,夏でも冬でも月に2回は海に潜って,何センチくらいのどんな魚がどこに何匹いたか,記録をとってみよう,というベタな研究.

趣 味:
 ダイビング(仕事のうち),テニス(同左),波乗り,ピアノ,読書,イタリア料理.

略 歴:
 私立武蔵高校・静岡大学理学部生物学科卒.東京大学海洋研究所にて学位を取得し, Dunstaffnage Marine Laboratory (UK),The Oceanic Institute (Hawaii, USA)を経て現在に至る.

弱 点:
 花粉とハウスダストとタバコの煙に若干のアレルギーあり.


(フィールド研における経歴とページ履歴 情報整理 2015-10-30)
2003-04-01/2013-07-31 里域生態系部門 里海生態保全学分野 助手
2003-04-01 舞鶴水産実験所勤務
2003年度 http://fserc.kais.kyoto-u.ac.jp/main/staff/masuda.htm でページ公開
2003-10-01 里域生態系部門 里海生態保全学分野 助教授(2007-04から准教授に職名変更)
2012-07-01 舞鶴水産実験所長
2011-04-01 http://fserc.kyoto-u.ac.jp/wp/staff/masuda にページ移設
2013-08-21 ページにメールアドレスの追加
2014-10-09 ページに教育研究活動DBへのリンクを追加