長尾元椰さん(M2)が優秀発表賞を受賞

2023年12月2日に、近畿大学奈良キャンパスで開催された令和五年度日本水産学会近畿支部後期例会において、農学研究科応用生物科学専攻海洋生物環境学分野 修士2年の長尾元椰さんが、優秀発表賞を受賞しました。

〇長尾 元椰・高木 淳一・河合 賢太郎・市川 光太郎・三田村 啓理
「摂餌検出機能付き発信機を用いた自然環境下における魚類の摂餌行動の初めての長期連続把握」

(研究紹介)
 従来の手法(胃内容物調査等)では、魚類の摂餌行動について調査時の情報しか得られなかった。本研究では、我々が開発した摂餌を検出し、餌種(エビ・カニ・魚)と各摂餌回数を送信する発信機を用いて、キジハタがいつ、どこで、何を、どれくらい摂餌しているかを把握することを目的とした。エビとカニの摂餌が大半を占めていた、昼夜共に摂餌していた、コアエリア内で摂餌していたの3つが分かり、従来の知見と異なる結果が得られた。自然環境下での魚類の摂餌行動を初めて長期間連続して把握できた。

(参考)令和五年度日本水産学会近畿支部後期例会 優秀発表賞