その他教育・見学」カテゴリーアーカイブ

八幡中学校「京大ゼミ」

1月25日に有田川町立八幡中学校で「京大ゼミ」が開催されました。これは、和歌山研究林の教員が有田川町教育委員会からの依頼を受けて実施され、当日は八幡中学校の全学年を対象に、和歌山研究林の德地直子林長と京都大学の大学院生3名が、中学生が抱えている学習面での悩みや質問について、自身の経験をもとに解決策などを答えました。

学生たちは、事前に募集していた質問について、各自の考え方や取り組みをスライドショーで紹介しました。特にどのようなノートの取り方をしているかという質問に対しては、自身が実際に使っていたノートの映像を見せながら説明すると、中学生たちはスクリーンに近づいて映像を食い入るように見つめ、具体的なアドバイスに耳を傾けていました。

その後は、3つのグループに分かれて質問会が行われ、ここでも生徒は積極的に質問し、聞いた内容を熱心にメモするなど、とても意欲的に取り組む姿勢が印象的でした。

今回の取り組みが、中学生たちにとって良い刺激となり、将来を考える一助になればと思います。

德地直子林長からの挨拶
ノートの取り方についての質疑応答

研修「最適作業システムについて」

2019年11月15日に和歌山県農林大学校林業研修部による研修が行われました。
当日は5,6林班の天然林、4林班のコブトチ見本林及び森林経営計画事業箇所等の見学を行いました。
不安定な天候で、雨は降り、冷たい風が吹く中での研修でしたが、林業へ新規就業を希望する受講生たちは、熱心に取り組んでいました。

葉の見分け方解説

天然林の解説

樹種の解説

研修「最適作業システムについて」

2018年10月23日に和歌山県農林大学校林業研修部による研修「最適作業システムについて」が行われました。
当日は5,6林班の天然林、4林班のコブトチ見本林及び森林経営計画事業箇所等の見学を行いました。
不安定な天候で、雨は降り、冷たい風が吹く中での研修でしたが、林業へ新規就業を希望する受講生たちは、熱心に取り組んでいました。

天然林の見学

シカ柵の見学

森林経営計画事業箇所の見学

コブトチ見本林の見学

平成30年度 SSH秋期課外研修「京都大学研究林」

2018年10月13日に和歌山県立海南高等学校SSH(スーパーサイエンスハイスクール)事業の一環として、1年生5名、2年生5名を対象に秋期課外研修「京都大学研究林」を行いました。
9時半にごまさんスカイタワーに集合し、5林班から6林班の研究林境界部の尾根を歩きながら樹木識別や自然観察を行い、午後からは上湯川事務所より3km下流の河川にて神戸大学大学院理学研究科佐藤研究室グループの協力を得てアマゴの調査体験を行いました。今回の特別講師として、同研究室所属の上田るいさん(修士2回生)と田中達也さん(学部4回生)が中心となって、高校生への実習指導および各研究テーマに沿った研究紹介をしていただきました。
この事業は昨年度から実施しており、今年は、「森林植生や渓流魚の生態に触れ、山と川のつながりを学習する」ことをテーマに、生徒は五感を使い意欲的に取り組んでいました。

概要説明

ブナの生育分布と葉の特徴

アマゴの捕獲体験

アマゴ個体の測定方法

森林GISフォーラム2018

森林GISフォーラム2018技術セミナー「CS立体図を作って、森に行こう!CS立体図のいろは&実習in和歌山」」が2018年7月4、5日に開催されました。
初日はCS立体図の解説や地形判読の方法についての講義、二日目は研究林内にて現地踏査が行われました。

清水会館をお借りしての講義

崩壊地での地質解説

CS 立体図の判読実習

作業道での地質解説

[イベント報告]森里海連環の再生にむけた流域の取組み 最初の集い

「森と川と海が育む有田川のアマゴ~講演会とアマゴの健康診断~」と題して、2018年5月12、13日に森里海連環の再生にむけた流域の取組み 最初の集い が行われました。

12日は有田川町清水文化センターにて講演会が行われました。5件の講演のほか、総合討論「アマゴと有田川町の未来について」も行われ、町内の住民の方々や県内の漁業関係者の皆さん、県外からの釣り人の皆さんなどを交え、活発な議論が行われました。

また13日は事前申込の方を対象に、和歌山研究林および周辺の渓流にて、アマゴの健康診断プロジェクトに関する現地検討会が行われました。あいにくの雨天となりましたが、釣り上げたアマゴのデータを収集する本プロジェクトの意義について解説が行われ、釣り場管理や地域活性化への今後の展開について、情報交換が行われました。

講演者の方々と演題
1.德地直子 京都大学・教授
「はじめに:森里海連環ってなんのこと?」
2.清水夏樹 京都大学・特定准教授
「有田川からはじまる地域の元気-地域活性化のヒント-」
3.前川正  有田川漁業協同組合長
「有田川流域における漁場管理の実際」
4.佐藤成史 フィッシングジャーナリスト
「日本の渓流釣りの現状と渓流漁場の持続的管理への釣り人の関わり」
5.佐藤拓哉 神戸大学・准教授
「流域の環境が語るアマゴの未来-漁協、釣り人、研究者による渓流漁場管理の実践にむけて」

主催
・京都大学フィールド科学教育研究センター
・京都大学学際融合教育研究推進センター森里海連環学教育研究ユニット
後援
・有田川町
・有田川漁業協同組合

この事業は、日本財団・日本生命財団の助成事業です。

12日 会場の様子

12日 総合討論

13日 佐藤成史氏による渓流釣りの実演

13日 採取したアマゴの計測実演と解説