月別アーカイブ: 2018年10月

研修「最適作業システムについて」

2018年10月23日に和歌山県農林大学校林業研修部による研修「最適作業システムについて」が行われました。
当日は5,6林班の天然林、4林班のコブトチ見本林及び森林経営計画事業箇所等の見学を行いました。
不安定な天候で、雨は降り、冷たい風が吹く中での研修でしたが、林業へ新規就業を希望する受講生たちは、熱心に取り組んでいました。

天然林の見学

シカ柵の見学

森林経営計画事業箇所の見学

コブトチ見本林の見学

和歌山研究林ミニ公開講座

和歌山研究林では、10月20日に和歌山研究林ミニ公開講座(後援:有田川町教育委員会 京大ウィークス2018参加イベント)を開催しました。
このイベントは、本施設の存在および意義、教育・研究内容を地域を中心とした一般市民の皆さまに知ってもらうことを目的に、2015年から開催しているものです。今年は定員を上回る45名の応募があり、当日は21名の参加がありました。
当日は、有田川町清水行政局駐車場に集合し、マイクロバスで林内に向かいました。現地では2班に分かれて、研究林教員および技術職員の解説により、主に標高の高い尾根部で自然観察を行いました。参加者は樹種名だけでなく、その植物の多様性や、木材資源としての利用と課題に関して理解を深めました。
参加者からは、「植物の種類を多く知ることができた。」「説明がわかりやすくとても楽しかった。」などの感想が寄せられ、イベントは好評のうちに終了しました。

開講式

散策準備

1班説明風景

2班説明風景

カエデの見分け方説明

人工林の説明

平成30年度 SSH秋期課外研修「京都大学研究林」

2018年10月13日に和歌山県立海南高等学校SSH(スーパーサイエンスハイスクール)事業の一環として、1年生5名、2年生5名を対象に秋期課外研修「京都大学研究林」を行いました。
9時半にごまさんスカイタワーに集合し、5林班から6林班の研究林境界部の尾根を歩きながら樹木識別や自然観察を行い、午後からは上湯川事務所より3km下流の河川にて神戸大学大学院理学研究科佐藤研究室グループの協力を得てアマゴの調査体験を行いました。今回の特別講師として、同研究室所属の上田るいさん(修士2回生)と田中達也さん(学部4回生)が中心となって、高校生への実習指導および各研究テーマに沿った研究紹介をしていただきました。
この事業は昨年度から実施しており、今年は、「森林植生や渓流魚の生態に触れ、山と川のつながりを学習する」ことをテーマに、生徒は五感を使い意欲的に取り組んでいました。

概要説明

ブナの生育分布と葉の特徴

アマゴの捕獲体験

アマゴ個体の測定方法