月別アーカイブ: 2022年10月

有害駆除に伴う入林制限のお知らせ

銃器によるニホンジカ等の捕獲を実施するため、下記のとおり入林を制限します。

実施期間

令和4年11月1日(火) から 令和5年3月15日(水) まで

入林禁止時間

平日(月~金) : 午前8時30分まで,午後5時15分以降

土日・祝日(12月29日~1月3日も含む) : 終日

期間中は、平日は日出から午前8時30分まで、および午後5時15分から日没まで、土日・祝日(12月29日~1月3日も含む)は終日、林内で銃器を使用しますので、大変危険です。絶対に研究林内に立ち入らないで下さい

なお、上記制限日時内での入林・利用を希望される場合は、個別にご相談ください。

この捕獲作業は、貴重な植生を守り、持続可能な森林管理を実現させるための活動です。ご理解とご協力をお願いいたします。

有田川町
和歌山県猟友会有田支部清水分会
京都大学フィールド科学教育研究センター和歌山研究林

和歌山研究林ミニ公開講座の開催

10月15日に和歌山研究林ミニ公開講座(後援:有田川町教育委員会)を開催しました。

このイベントは、本施設で行われている教育・研究内容などについて、地域の皆さまに知ってもらうことを目的に2015年から開催しているものです。今年も新型コロナウイルスの感染拡大防止対策を行った上で、定員を減らして実施し、募集定員10名に対して12名の応募があり、当日の参加者は9名でした。

当日は天気が心配されましたが、素晴らしい好天に恵まれ、有田川町清水行政局駐車場に集合した参加者は、受付・検温を済ませた後、マイクロバスでごまさんスカイタワーを経由し、研究林内の観察コースに向かいました。

当研究林の長谷川尚史准教授の解説により、主に標高の高い尾根部で自然観察が行われ、樹木の種名だけでなく、その生存戦略や木質資源としての利用方法などについての説明に、参加者は熱心に聞き入り、積極的に質問を行っていました。

参加者からは、「貴重な体験だった」「最高に素晴らしい一日でした」「内容豊富で決して”ミニ”ではなかった」などの感想が寄せられ、後日、ある参加者からは、感想がびっしり書き込まれたお礼の葉書が届くなど、参加者の皆さんは非常に満足されたようでした。

アカマツの樹皮の感触を確かめる
ヒメシャラとアカマツの違いを説明する
川の源流部の見学
倒木更新について説明する
葉っぱの見分け方を説明する
大きなブナの木を見上げる