フィールド科学教育研究センター創設記念行事

(白山 義久 記)

 フィールド科学教育研究センター創設記念行事が,平成15年11月7日(金)に京大会館において開催された。行事は記念シンポジウム,記念式典,祝賀会の3部構成で実施した。
 記念シンポジウムは「21世紀のフィールド科学」と銘打って,「第1部:森里海連関学のめざすもの」のタイトルの元,田中センター長の挨拶後,畠山重篤氏(牡蠣の森を慕う会代表)の基調講演と,センターの竹内教授および山下教授による講演が行われた。コーヒーブレイクの後のシンポジウム第2部では「FSERCに期待するもの」をタイトルとして,パネルディスカッションを行った。コメンテータとして,外部から中村浩二氏(金沢大学理学部教授)・森田弘彦氏(独立行政法人 農業技術研究機構 九州沖縄農業研究センター 水田作研究部 水田作総合研究チーム長)・速水亨氏(速水林業)・富村周平氏(富村環境事務所)・山口裕文氏 (大阪府立大学大学院農学生命科学研究科教授)をお招きし,センターからは田中・竹内・山下・徳地・田川・久保田の各教官がパネラーを務め,白山が総合司会を担当した。
 「記 念 式 典」では,竹内教授の司会の元,センター長がまず式辞をのべた。その後,長尾総長(当時)からご挨拶を,また高橋農学研究科長および笹尾登理学研究科長からご祝辞を頂戴した。
 「祝 賀 会」では,山下教授が司会を務めた。ふたたび田中センター長がまず挨拶をのべ,ついで来賓祝辞を総合地球環境学研究所長 日高 敏隆氏より頂戴した。その後,尾池和夫現総長(当時は副学長)のご発声の元乾杯をし,歓談の後,午後8時に閉会した。
 シンポジウムに関して当日行ったアンケート調査の結果は概ね好評で,森里海連環学のコンセプトは学内外に十分周知されたものと考えられる。祝賀会当日は,農学部等事務部ならびにセンター教官・職員各位の御協力のおかげで,すべての行事を滞りなくおこなうことができた。この場をお借りして改めて御礼申上げる。(白山 義久 記)

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ニュースレター1号 2004年 2月 ニュース