青木貴志氏が優秀発表賞を受賞

2013年12月7日、キャンパスポート大阪で開催された平成25年度日本水産学会近畿支部後期例会の口頭発表において、青木貴志氏(農学研究科修士2回生・海洋生物環境学)が優秀発表賞を受賞しました。

青木貴志・高林長将・冨士泰期・舟橋達宏(京大院農)・栗田豊(水研セ東北水研)・和田敏裕(福島水試)・日比野学(愛知水試)・笠井亮秀・山下洋(京大フィールド研)
「スズキ仔稚魚の成長に関する海域間比較 -耳石日周輪解析によるアプローチ-」

(研究内容の紹介)
 丹後海、大阪湾、三河湾、仙台湾において採集したスズキ稚魚96個体について耳石(礫石)日周輪解析を行い、孵化日組成と成長速度を推定しました。該当海域付近の水温と照らし合わせた結果、孵化後40日までの浮遊仔魚期のスズキは高水温海域ほど高成長であるのに対し、着底稚魚期は水温と成長の間に明確な関係が見られず、スズキ稚魚の成長は餌生物量や個体密度等による影響を受けることが示唆されました。