北海道研究林 柴田 泰征氏が森林管理技術賞を受賞

2016年9月29日、全国大学演習林協議会において、柴田 泰征氏(技術専門職員)が第18回森林管理技術賞[技術貢献賞]を受賞しました。

森林フィールド管理部門

 去る平成28年9月29日に、平成28年度全国大学演習林協議会秋季総会が北海道大学(名寄市駅前交流プラザ よろーな)で開催されました。
 本協議会では、大学演習林等において教育・研究の支援や森林の維持管理に貢献した技術職員の業績を称えるため、1998(平成10)年に森林管理技術賞を制定し、翌1999年度から表彰を行っています。平成28年度の表彰者として、全国の大学演習林等の技術職員から6名が選出され、京都大学フィールド科学教育研究センターからは北海道研究林技術班長の柴田 泰征技術専門職員が選ばれました。

 柴田 泰征 技術専門職員の授賞理由は以下の通りです。
【カラマツ人工林の低コスト省力更新法の開発と事業への応用】

 柴田 泰征氏は1990年に京都大学農学部附属演習林に採用され、芦生演習林、徳山試験地、上賀茂試験地、和歌山演習林、企画情報室などを経て、現在は北海道研究林で技術班長として勤務されています。本賞は、北海道研究林に赴任後に取り組んだカラマツ造林地での皆伐・更新の直営化、請負間伐の収支改善と地域事業体への技術指導などの一連の事業を通じてカラマツ人工林の低コスト省力更新法の開発と事業への応用を行った成果が評価されての受賞となりました。ここに改めて、受賞を称えたいと思います。