第10回森林管理技術賞 授賞

2008年9月18日、秋田 豊技術専門職員が、第10回森林管理技術賞を授賞しました。

 全国大学演習林協議会秋季総会が、2008年9月18日に北海道大学学術交流会館小講堂で開催された。
 本協議会では、大学演習林等において教育・研究の支援や森林の維持管理に貢献した技術職員の業績を評価するため、1998(平成10)年に森林管理技術賞を制定し、翌1999年度から表彰を行っている。2008年度は北海道大学、東京大学、京都大学、鳥取大学、高知大学から5名が選考され、フィールド科学教育研究センター徳山試験地技術班長の秋田 豊技術専門職員が栄冠に輝いた。
 秋田 豊技術専門職員の授賞は次の理由による。
 1)マツ類のマツノザイセンチュウによる枯死に対する系統別抵抗性の把握及びマツノマダラカミキリの羽化消長の特徴に関する研究に貢献した。
 2)高齢ヒノキ植林地の桧皮供給林としての保育手法策定への貢献と技能伝承の場を提供した貢献による。
 3)照葉樹林植生の維持と生態的特性把握のための研究に貢献した。
 4)タケ類の開花時の生態的特性及び種子発芽特性に関する研究に貢献した。
 秋田氏は1987年旧国鉄職員から京都大学農学部附属演習林に転職され、以来、徳山試験地、上賀茂試験地において勤務されてきた。本賞はその長年の成果が認められたものであり、ここに改めて、受賞を称えたいと思います。
(里域生態系部門 柴田 昌三)

- 授賞式の様子 -