舞鶴水産実験所 「乗船体験・海の生き物展示およびスライドショーの上映」

舞鶴水産実験所長/里海生態保全学分野 教授 益田 玲爾

 舞鶴水産実験所では京大ウィークスの一環として,10 月24 日に「乗船体験・海の生き物展示およびスライドショー」を開催した。20 人の定員の約4 倍となる78 人からの応募があり,当日は21 人の方に参加頂いた。緑洋丸の乗船定員は26 人であるが,新型コロナ感染予防の観点から,午前と午後に半数ずつに分けての実施とした。
 参加者はまず教育研究船「緑洋丸」に乗船し,多項目水質計による海洋観測に続き,底びき網による底生生物採集を体験した。帰港後には採集された生物について観察し,実験所所蔵の文献と見比べるなどの解説を教員らから受けた。また,事前に準備したパワーポイントのスライドショー(スライド数194 枚)を自動で上映し,実験所周辺で見られる生物についての知識を深めてもらった。
 参加者のアンケートにあった意見を以下に抜粋する。
「毎年たのしみにしています。是非来年もよろしくお願いします。」
「秋だけでなく,色々な時期に色々な場所での企画があれば良い。現地で実際に体験することで子供がいきいきと楽しむことができました。ありがとうございました。」
「いろいろなおさかながうみにいるんだと思いました。船の中ではたのしかったし,よかったです。はじめてだったのでまたやりたいです。きょうはありがとうございました。」
「船はとても気持ちよかったです。初めての体験でとても興味深かったです。とれたお魚を見るのもすごく楽しかったです。生物とわからない見た目のものが貝だったり,生き物だったりとてもおもしろかったです。そして,なんでも知っているみなさんにおどろきました。今日,来られてよかったです。ありがとうございました。」
「本物のプランクトンがいたので,楽しくて面白くてよかったです。」
「京大の色々な施設を見たいと思っていました。一般公開とはいっても難しすぎるものもある中,分かり易く楽しく教えて下さり,面白かったです。ありがとうございました。」
「参加の可否が早めに分かると良い。」
「いろいろな魚や小さい生き物もいて楽しかったです。」
「とても貴重な体験をさせて頂きました。舞鶴港の景色が楽しめるとは思いませんでした。海の生き物の様子がわかり楽しかったです。水族館で出会う生き物とは違う魅力を感じました。」

年報18号 2020年度フィールド研2020年度の主な取り組み