フィールド研およびイオン環境財団による「新しい里山・里海 共創プロジェクト」連携発表ならびに寄付贈呈式を開催

2022年7月19日、フィールド研および公益財団法人イオン環境財団による「新しい里山・里海 共創プロジェクト」連携発表ならびに寄付贈呈式を開催しました。

 2022年4月1日、京都大学フィールド科学教育研究センター(センター長:朝倉 彰)と公益財団法人イオン環境財団(理事長(締結時):岡田卓也)は、両者の連携に関する協定を締結し、連携事業として「新しい里山・里海 共創プロジェクト」を開始しました。
IMG_2387 本プロジェクトは、課題解決のために両者が協働し、森里海連環学に基づく新しい里山・里海の共創に向けた教育・研究・社会連携活動を推進することを目的としています。この活動を通じて、新しい里山・里海の多様なあり方を提案し、里山・里海に関わる地域の方が自然環境や社会環境を自ら科学的に分析し、それぞれの地域が自立的・持続的な活動を推進していくためのサポートを行う予定です。

 

■ 連携協定の概要IMG_2390
 フィールド研とイオン環境財団は、相互に連携協力し、持続可能な社会の発展に寄与することを目的として連携協定を締結しました。連携協定では以下の項目に取り組みます。
(1)里山・里海の共創に向けた連携協議会の設置と運営
(2)自然環境保全意識の醸成と里山・里海の共創に資する人材育成
(3)里山・里海の評価に関する研究テーマの創出と実施
(4)持続的な自然資源の利活用に関する研究テーマの創出と実施
(5)地域の魅力を活かした地域振興への貢献
(6)高齢者、子どもたち、障がい者などの自然体験参加の促進に関すること

 
■ 共創プロジェクトの概要
IMG_2427 共創プロジェクトでは、フィールド研とイオン環境財団が連携し、里山・里海に関わる既存の団体、京都大学生だけでなく他大学の大学生、高校生、イオンピープル(イオングループ企業の役員と従業員)、里山・里海に関心がある人々など多様な人材と協働して、[1]里山・里海評価手法の開発、[2]モデル里山・里海の形成、[3]里山・里海コンソーシアムの設立なIMG_2435どの事業を推進し、里山・里海に関わる多様な人々が、自然環境や社会環境を科学的に分析し、自律的・持続的に活動していくための様々な提案を行っていきます。プロジェクト期間は、2022年度~2025年度の4年間を予定しています。

 

■ 「新しい里山・里海 共創プロジェクト」連携発表ならびに寄付贈呈式
日時:2022年 7月19日(火)11時~
場所:フィールド研会議室(京都大学吉田キャンパス北部構内)
出席者:京都大学フィールド科学教育研究センター長 朝倉 彰
公益財団法人イオン環境財団 専務理事 兼 事務局長 山本 百合子

報道発表資料
京都大学フィールド科学教育研究センターおよび公益財団法人イオン環境財団による「新しい里山・里海 共創プロジェクト」連携発表ならびに寄付贈呈式を開催 PDFファイル