松井彰子氏が発表ポスターで優秀賞を受賞

2012年 3月18日、龍谷大学理工学部(瀬田キャンパス、大津)で開催された第59回日本生態学会・第5回東アジア生態学会 (EAFES5) 連合大会のポスター講演において、松井彰子氏(大学院農学研究科博士後期課程・里海生態保全学)の発表ポスターが、優秀賞を受賞しました。
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対象となった発表は、以下の通りです。

Matsui, S. (Kyoto Univ.), Inui, R. (Tokushima Univ.), Yamashita, Y.
Distribution and habitat use of three closely related gobiid fishes along coastal waters of Japan.

本研究では,日本列島周辺の内湾域において広く同所的に生息するハゼ科魚類近縁3種Acentrogobius spp.(スジハゼA,スジハゼB,スジハゼC)について,各種の分布域と生息環境を網羅的に調査しました.3種の分布域は大きく重なっていましたが,水深や塩分などの生息環境は3種間で顕著に異なっていることが明らかとなり,この「すみ分け」が3種の広範な「共存」を容易にしている可能性などについて報告しました.