月別アーカイブ: 2021年12月

避難訓練の実施

12月17日に避難訓練を実施しました。

和歌山研究林の事務所は、河川の近くにあるため、大雨や台風による土砂災害が発生しやすい箇所に位置しています。さらに僻地にあるため、道路が遮断された場合は孤立する恐れもあります。このため、大雨などの災害を想定した避難訓練を定期的に実施しています。

今回は集中豪雨によって河川の水位が急激に増水し、事務所やそれに通じる道路における土砂災害の危険性が高まった状況を想定し、事務所から第一避難場所への車両による迅速な移動を想定した避難訓練を行いました。

職員全員で従来より作成されている避難マニュアルを確認した後、訓練を開始しました。雨量や河川の水位状況を確認して避難計画や役割分担を決め、それぞれが避難道路の安全確認、事務所内の電気・ガス設備の停止、戸締りや持ち出し物品などの確認を行った後、集合場所に集まり安否確認をし、車両により避難場所へ全員で移動しました。

訓練後は振り返りを行い、実際の避難時に想定される問題箇所の確認、無線や携帯電話の通信状況の確認、より迅速な状況判断の必要性などについて職員全員で共有しました。

近年はこれまで経験したことがない集中豪雨が発生する頻度が高まり、大雨に対する備えが重要となり、より迅速な状況判断が必要となります。山地にある研究林では常に災害の発生する恐れがあり、このような訓練を通じていざという時に備えています。

 

 

ブレーカーの電源停止

高台の集合場所に集合して、点呼

避難場所に無事到着しました

避難経路上での危険個所を確認します

県道19号(美里龍神線)夜間通行止のお知らせ

京都大学フィールド科学教育研究センター和歌山研究林をご利用の皆様へ

有田郡有田川町下湯川地区の県道19号(美里龍神線)において、舗装工事のため夜間通行止が行われます。

規制場所:有田川町下湯川地区(下図参照 赤ラインが通行止め区間)

規制期間:令和3年12月13日~12月17日

規制時間:午後10:00~午前6:00

詳細はこちらをご覧ください。

通行には十分に注意していただくようお願いします。

京都大学フィールド科学教育研究センター和歌山研究林

林道清水上湯川線通行止のお知らせ

京都大学フィールド科学教育研究センター和歌山研究林をご利用の皆様へ

有田郡有田川町清水の林道清水上湯川線において、原木搬出事業のため通行止が行われます。

施業場所:清水字樫木平地区(下図参照、赤ラインが通行止め、青ラインが迂回路)

施業期間:令和3年12月1日~令和4年3月15日 (日曜日を除く)

施業時間:午前8:00~午後5:00(正午~午後1:00は通行可)

詳細はこちらをご覧ください。

通行には十分に注意していただくようお願いします。

京都大学フィールド科学教育研究センター和歌山研究林

モニタリングサイト1000事業の毎木調査

12月2日より、環境省モニタリングサイト1000事業での毎木調査を実施しています。
モニタリングサイト1000とは全国1000カ所程度のモニタリングサイトにおいて、生態系の指標となる生物種の個体数変化等のデータを長期間継続的に収集していく事業です。
和歌山研究林では、その事業における「森林系コアサイト」として2005年より9林班八幡谷学術参考林(モミ・ツガの天然林)内に1haの調査プロットが設置されており、毎木や落葉・種子、甲虫、鳥類の調査を実施しています。

毎木調査は毎年実施しており、プロット内に生育する胸高周囲長が15cm以上のすべての樹木を対象に、樹種、太さ、位置を記録しています。前回の調査と同じ個体について、生死の確認、胸高周囲長の測定、新たに周囲長15cm以上になった個体の記録を行います。※胸高周囲長とは地上1.3mの位置での幹の周囲長で、樹木の太さの指標となり、毎回同じ位置で測定できるよう幹に目印(ライン)をつけています。

また、測定位置には釘などでタグをつけることはせず、マーカーで個体番号や測定ラインを記入するようにし、幹に傷をつけないよう配慮しています。タグは樹体への影響が少ないと思われる谷側の地際に釘で取り付けています。

和歌山研究林のサイト内には約1,600本の調査個体が生育しており、3日程度かけて調査を行います。
調査は3.4人の職員が協力して行い、測定者(2.3名)、記録者(1名)に分担して行います。
中には胸高周囲長が3mを超える個体もあり、メジャーを幹に巻き付けて測定するのが大変なこともあります。

このような地道な調査を長期間続けることにより、森林や生態系の動態の解明につながる一役を担っています。

 

調査は測定者と記録者に分担して行う

幹にマーカーで個体番号と測定位置を記入する

記入された番号と測定ライン

太い個体は幹にメジャーを巻き付けるのが大変

新たな個体は地際にタグを釘で取り付ける

調査地の林況(モミ・ツガが優占する)

有害駆除に伴う入林制限のお知らせ

銃器によるニホンジカ等の捕獲を実施するため、下記のとおり入林を制限します。

実施期間

令和3年12月1日(水) から 令和4年3月15日(火) まで

入林禁止時間

平日(月~金) : 午前9時まで,午後5時以降

土日・祝日(12月29日~1月3日も含む) : 終日

期間中は、平日は日出から午前9時まで、および午後5時から日没まで、土日・祝日(12月29日~1月3日も含む)は終日、林内で銃器を使用しますので、大変危険です。絶対に研究林内に立ち入らないで下さい

なお、上記制限日時内での入林・利用を希望される場合は、個別にご相談ください。

この捕獲作業は、貴重な植生を守り、持続可能な森林管理を実現させるための活動です。ご理解とご協力をお願いいたします。

有田川町
和歌山県猟友会有田支部清水分会
京都大学フィールド科学教育研究センター和歌山研究林

安諦小学校の森林体験学習

令和311月19日に有田川町立安諦小学校5年生よる森林体験学習を行いました。今回が初めての研究林来研ということで、10林班茗荷平に集合し、まずは技術職員から研究林の概要説明、天然林と人工林の違いや林業の説明、樹木の見分け方などの説明を行いました。

それから、隣りの人工林に移動し、職員からノコギリの使い方や間伐する木の選び方、木の倒し方や倒す方向の確認、安全確保などの説明を受けたあと、ヒノキの木を1本伐採しました。ノコギリの切れ込みを確認しながら慎重に切り進め、狙ったとおりの方向に伐倒できました。伐倒後は切り口の確認をしたり、ヒノキの匂いを体感しました。丸太切りはスギとヒノキの2種類を用意し、輪切りにした丸太の年輪を観察したり、チェーンソー体験をしたり、コースター作成をしました。全校生徒へのお土産にするということで、沢山のコースターが出来上がりました。

「木を切るのは大変だったけど楽しかった」、「お土産がいっぱいできてよかった」などの感想をくれて、初めての研究林を楽しんでもらえてよかったです。これをきっかけに地域でも森林や木に興味を持ってもらえたらうれしく思います。今回は5年生1人の参加となりましたが、今度は皆さん一緒に楽しんでいただけるよう全校でのご参加をお待ちしております。

 

職員による周辺の森林についての説明

間伐体験での追い口切りの様子

最後は押して倒しました

ノコギリでの丸太切り体験

サンドペーパーできれいに磨きました

完成したコースター(全校児童分)