海域陸域統合管理学部門発足ならびに連携研究推進棟完成披露式

フィールド科学教育研究センター長 白山義久


 10月13日、向井宏海域陸域統合管理学部門特任教授が司会を務めて、海域陸域統合管理学部門の発足と同部門がオフィスを構えた連携研究棟新築の披露式を執り行った。まずセンター長(筆者)から挨拶を申し上げ、当該建物の建築費を総長裁量経費として措置していただいた総長と、当該研究分野の成立に必要な資金的援助をしてくださった日本財団へ謝意を申し述べた。その後、江崎信芳理事・副学長と長光正純日本財団常務理事からお祝いのお言葉を頂戴した。つぎに看板の掲揚が行われ、記念撮影をした後に研究棟の内覧会を行った。本研究棟は、地球環境学堂の小林教授を中心として開発されたj.Podシステムの改良タイプを採用し、和歌山研究林の間伐材を利用して建築された。まだ杉の香がかおる室内は、コンクリートに囲まれた学内の一般の空間と異なり、温かみと懐かしさにあふれており、見学者からは羨望の声が多く聞かれた。内覧会ののち、小林教授を中心とした記者会見を行って、お開きとなった。

ニュースレター18号 2009年12月 ニュース