業務紹介」カテゴリーアーカイブ

八幡小学校森林体験学習

和歌山研究林の地域開放事業として、有田川町立八幡小学校5年生13名を対象に5月29日と10月28日の2回、「総合的な学習の時間‐森のことを知ろう(環境)‐」の一環で森林体験学習を行いました。

5月29日は、午前に研究林教育研究棟にて研究林の概要と樹木識別の講義を行いました。
午後は3林班から2林班の研究林境界部を歩きながら樹木識別や苗木の掘り取り体験を行った後、樹木識別テストを行いました。
少し肌寒さが残る中、生徒たちは、「これは何という植物ですか」、「特徴は何ですか」など一生懸命質問し、楽しみながら熱心に学習していました。

10月28日は、研究林10林班茗荷平周辺にて、間伐体験を行いました。
はじめに研究林職員から間伐について説明を受け、その後児童それぞれに職員が付き添いながら、ノコギリを使用して間伐及び丸太の輪切り体験を行いました。
体験中、「しんどいなあ」、「疲れた」などと言いながらも木が伐れた時には感激し、必死に楽しく作業していました。

この体験を通して森林を身近に感じ、木を伐ることの大変さ、森林の大切さを理解して少しでも多くの興味を持ってくれたらうれしく思います。

散策前説明(春)

樹木解説1(春)

樹木解説2(春)

樹木識別テスト(春)

伐採前の説明(秋)

伐倒方向についての説明(秋)

間伐体験1(秋)

間伐体験2(秋)

ひらめき☆ときめきサイエンス2019

2019年9月21日に神戸大学大学院理学研究科との共催で、ひらめき☆ときめきサイエンス「寄生虫が渓流生態系を育む!?ハリガネムシを通して森と川の持続的な管理を考えよう」を実施しました。
「ひらめき☆ときめきサイエンス」は独立行政法人日本学術振興会の事業で、文部科学省科学研究費補助金(通称、科研費)を用いて行われている最先端の研究成果に、小学5・6年生、中学生、高校生の皆さんが、直に見る、聞く、触れることで、科学のおもしろさを感じてもらうプログラムです。

今回は県内から14名の高校生と引率教員2名の他、県外から4名の中学生及び高校生と引率者3名と多くの方が参加され、JR藤並駅と有田川町清水行政局で受付を行いました。
和歌山研究林に移動後、はじめに開講式を行い、長谷川林長による講義「研究林の概要と日本の林業の現状」,神戸大学の佐藤准教授による講義「森と川をつなぐ生きものたちの話」を行いました。
講義後は実習「生物の採集・観察」を⾏い、渓流でのアマゴ捕獲と胃内容物調査、体⻑・体重測定、個体の識別⽅法を体験しました。また、寄生虫ハリガネムシとその宿主カマドウマのトラップによる捕獲と観察も実施し、「寄生虫が渓流魚を育む」ことを参加者に実感してもらいました。今年度で3回目の実施となりましたが、神戸大学の佐藤准教授をはじめ、佐藤研究室所属の上田るいさん、田中良輔さん、田中達也さんが中心となって、実習の指導及び研究紹介をしていただきました。
最後に閉講式を行い、参加生徒に未来博士号が授与されました。
*渓流での魚類調査は、有田川漁業協同組合の同意のもと、和歌山県から許可を得て行っています。

研究林の紹介

講義の風景

アマゴの胃内容物調査

学生による解説

アマゴやハリガネムシの採集

未来博士号の授与

職業体験学習

2019年9月18日から20日にかけて、有田川町立八幡中学校2年生4名の職業体験学習を受け入れました。
この学習は
・勤労の尊さや意義を理解し、望ましい職業観を養う。
・地域についての理解を深め、共によりよく生きていこうとする意欲を育てる。
・生き方についての自覚を持ち将来設計について考える機会とする。
といった目的で行われています。
初日は、研究林案内を含めた勤務場所の把握および環境省からの委託調査に関するリター回収、2日目は、立木の伐倒およびグラップル操作体験とその他重機操作体験を行い、最終日は、情報発信としてホームページ掲載原稿の作成と調査研究補助業務を行いました。今年度も神戸大学の佐藤准教授をはじめ、佐藤研究室所属の上田るいさん、田中良輔さん、田中達也さんに、調査研究補助業務として、体験学習の指導及び研究紹介をしていただきました。
以下、詳細はこちらに職業体験生に作成してもらったホームページ報告を記載しております。ご覧ください。

詳細はこちら

和歌山研究林ミニ公開講座

和歌山研究林は和歌山県で最も標高の高い地域に位置する研究林です。このミニ公開講座では、モミやツガ、ブナの大径木が見られる天然林やスギを主体とする人工林をスタッフの解説により少人数で散策しながら、植物や森林の特徴について学びます。

minikouza18

日  程:
2019年10月19日(土) 9時30分~16時00分
会  場:
和歌山研究林(和歌山県有田郡有田川町上湯川76)
集合場所:
有田川町清水行政局前駐車場(有田川町清水387-1)
*JR藤並駅・阪和道有田ICから車で約50分
対  象:
斜面を歩行できる方。小学生以下は保護者同伴
定  員:
20名(応募者多数の場合は抽選)
参 加 費:
無料
持 ち 物:
弁当、水筒、山歩きに適した服装・履物、雨具
申込方法:
電子メール または 往復はがきかFAX(住所、氏名、フリガナ、生年月日、性別、昼間の連絡先(携帯電話・電子メール・FAXなど)を明記)
*電子メールの場合、件名に【ミニ公開講座申込】と入力してください。
 下記メールアドレスからのメールを受信できるように設定してください。
FAXの場合、当研究林からの返信を必ず受信できる番号から送信してください。
*個人情報は本講座の運営以外には使用いたしません。
申込期間:
2019年7月29日(月) ~ 2019年9月9日(月)【必着】
申し込み受付を終了しました。多数のご応募ありがとうございました。
大変残念ながら悪天候のため、参加者の安全等考慮し中止とさせていただきます。多数のご応募ありがとうございました。
申込・問い合わせ先:
京都大学フィールド科学教育研究センター和歌山研究林
電話 0737-25-1183 FAX 0737-25-0172
電子メール waka*kais.kyoto-u.ac.jp(*を@に変えてください)
*受付時間 8:30~17:00 (土日祝 8/13,14,休)
注意事項:
悪天候の場合は現地の判断で中止することもあります。
イベント傷害保険に加入しますが(保険料は京都大学が負担)、加入保険の範囲を超える賠償の責任は、保障できません。予めご了承ください。

主催:京都大学フィールド科学教育研究センター和歌山研究林
(京大ウィークス2019参加イベント)
後援:有田川町教育委員会

昨年の様子はこちら

研修「最適作業システムについて」

2018年10月23日に和歌山県農林大学校林業研修部による研修「最適作業システムについて」が行われました。
当日は5,6林班の天然林、4林班のコブトチ見本林及び森林経営計画事業箇所等の見学を行いました。
不安定な天候で、雨は降り、冷たい風が吹く中での研修でしたが、林業へ新規就業を希望する受講生たちは、熱心に取り組んでいました。

天然林の見学

シカ柵の見学

森林経営計画事業箇所の見学

コブトチ見本林の見学

和歌山研究林ミニ公開講座

和歌山研究林では、10月20日に和歌山研究林ミニ公開講座(後援:有田川町教育委員会 京大ウィークス2018参加イベント)を開催しました。
このイベントは、本施設の存在および意義、教育・研究内容を地域を中心とした一般市民の皆さまに知ってもらうことを目的に、2015年から開催しているものです。今年は定員を上回る45名の応募があり、当日は21名の参加がありました。
当日は、有田川町清水行政局駐車場に集合し、マイクロバスで林内に向かいました。現地では2班に分かれて、研究林教員および技術職員の解説により、主に標高の高い尾根部で自然観察を行いました。参加者は樹種名だけでなく、その植物の多様性や、木材資源としての利用と課題に関して理解を深めました。
参加者からは、「植物の種類を多く知ることができた。」「説明がわかりやすくとても楽しかった。」などの感想が寄せられ、イベントは好評のうちに終了しました。

開講式

散策準備

1班説明風景

2班説明風景

カエデの見分け方説明

人工林の説明

平成30年度 SSH秋期課外研修「京都大学研究林」

2018年10月13日に和歌山県立海南高等学校SSH(スーパーサイエンスハイスクール)事業の一環として、1年生5名、2年生5名を対象に秋期課外研修「京都大学研究林」を行いました。
9時半にごまさんスカイタワーに集合し、5林班から6林班の研究林境界部の尾根を歩きながら樹木識別や自然観察を行い、午後からは上湯川事務所より3km下流の河川にて神戸大学大学院理学研究科佐藤研究室グループの協力を得てアマゴの調査体験を行いました。今回の特別講師として、同研究室所属の上田るいさん(修士2回生)と田中達也さん(学部4回生)が中心となって、高校生への実習指導および各研究テーマに沿った研究紹介をしていただきました。
この事業は昨年度から実施しており、今年は、「森林植生や渓流魚の生態に触れ、山と川のつながりを学習する」ことをテーマに、生徒は五感を使い意欲的に取り組んでいました。

概要説明

ブナの生育分布と葉の特徴

アマゴの捕獲体験

アマゴ個体の測定方法

ILASセミナー「森を育て活かす-林業体験をとおして考える」

2018年8月20~23日に京都大学1回生を対象とするILASセミナー「森を育て活かす-林業体験をとおして考える」が教員1名、TA1名、学生4名で行われました。今年も、文学部、総合人間学部、工学部、農学部と、多様な学生が集まりました。
本セミナーは、下刈り、間伐、集材など、伝統的に日本で行われてきた林業作業を体験するとともに、最先端の林業の作業現場を見学、山村で暮らす人々との交流を通し、来るべき循環型社会の中で、森林資源をどのように持続的に利用していくかについて考え、自然科学、社会学など様々な側面から議論することを目的としています。
研究林内での実習は21日と22日に行われ、初日は刈払機による下刈り作業、間伐プロットの設置、毎木調査(胸高直径、樹高、形質)、樹幹投影図の作成を行いました。
二日目は選木テープ巻き、伐倒、枝払い、採材、集材を行いました。

下刈り作業

樹高測定

毎木調査

伐倒

採材

集材

 

 

和歌山研究林ミニ公開講座

和歌山研究林は和歌山県で最も標高の高い地域に位置する研究林です。このミニ公開講座では、モミやツガ、ブナの大径木が見られる天然林やスギを主体とする人工林をスタッフの解説により少人数で散策しながら、植物や森林の特徴について学びます。

minikouza17

日  程:
2018年10月20日(土) 9時30分~16時00分
会  場:
和歌山研究林(和歌山県有田郡有田川町上湯川76)
集合場所:
有田川町清水行政局前駐車場(有田川町清水387-1)
*JR藤並駅・阪和道有田ICから車で約50分
対  象:
斜面を歩行できる方。小学生以下は保護者同伴
定  員:
20名(応募者多数の場合は抽選)
参 加 費:
無料
持 ち 物:
弁当、水筒、山歩きに適した服装・履物、雨具
申込方法:
電子メール または 往復はがきかFAX(住所、氏名、フリガナ、生年月日、性別、昼間の連絡先(携帯電話・電子メール・FAXなど)を明記)
*電子メールの場合、件名に【ミニ公開講座申込】と入力してください。
 下記メールアドレスからのメールを受信できるように設定してください。
FAXの場合、当研究林からの返信を必ず受信できる番号から送信してください。
*個人情報は本講座の運営以外には使用いたしません。
申込期間:
2018年7月30日(月) ~ 2018年9月10日(月)【必着】
申し込み受付を終了しました。多数のご応募ありがとうございました。
申込・問い合わせ先:
京都大学フィールド科学教育研究センター和歌山研究林
電話 0737-25-1183 FAX 0737-25-0172
電子メール waka*kais.kyoto-u.ac.jp(*を@に変えてください)
*受付時間 8:30~17:00 (土日祝 8/13,14,15 休)
注意事項:
悪天候の場合は現地の判断で中止することもあります。
イベント傷害保険に加入しますが(保険料は京都大学が負担)、加入保険の範囲を超える賠償の責任は、保障できません。予めご了承ください。

主催:京都大学フィールド科学教育研究センター和歌山研究林
(京大ウィークス2018参加イベント)
後援:有田川町教育委員会

一昨年の様子はこちら

森林GISフォーラム2018

森林GISフォーラム2018技術セミナー「CS立体図を作って、森に行こう!CS立体図のいろは&実習in和歌山」」が2018年7月4、5日に開催されました。
初日はCS立体図の解説や地形判読の方法についての講義、二日目は研究林内にて現地踏査が行われました。

清水会館をお借りしての講義

崩壊地での地質解説

CS 立体図の判読実習

作業道での地質解説