フィールド日誌」カテゴリーアーカイブ

給排水施設維持

2015年6月17日に本年度2回目となる給排水施設維持を行いました。
研究林には上水道設備がないため、4林班を流れる下り滝の上流部から水を取り、浄水器で濾過して利用しています。 大雨の後などは水を通す管の口が土砂に埋まり、水量・水質が低下するため、定期的に清掃を行っています。

給水管の位置を修正

給水管の位置を修正

作業完了

作業完了

大規模野外実験

2015年5月8, 9日に実験につきあってもらうアマゴの生息調査が行われました。写真のアマゴにはイラストマーという個体識別色素の配色によってGGYGという名前がつけられました。このアマゴの体長と体重を測定した後、元の川に放流しました。GGYGさんの成長具合が楽しみです!

アマゴ1

アマゴ1

アマゴ2

アマゴ2

 

 

大規模野外実験

2015年4月7日に神戸大学の佐藤拓哉准教授より、今年度から実施される研究について説明会が行われました。

題目:複合生態系における寄生者感染動態と群集動態の関係の総合理解

この研究はハリガネムシ類を通した森林と河川の季節的な連関機構を明らかにするために、研究林内の河川および渓畔林において、水生昆虫・陸生昆虫類・ハリガネムシ類の季節消長を観測するとともに、陸生昆虫類の河川への季節的な流入が、アマゴの成長や繁殖、および個体間競争への影響を通して河川の生物群集・生態系の機能を変化させるメカニズムを検証します。

和歌山研究林では本研究のサポートを行っていきます。

説明会の様子

説明会の様子

調査地の下見

調査地の下見

 

林道整備

2015年4月22日から28日にかけて、二ノ俣谷線で新たに崩壊した法面の崩土除去を行いました。

崩土除去前(八幡谷線から)

崩土除去前(八幡谷線から)

崩土除去前(ゲート側から)

崩土除去前(ゲート側から)

崩土除去後(八幡谷線から)

崩土除去後(八幡谷線から)

崩土除去後(ゲート側から)

崩土除去後(ゲート側から)

法頭危険木の処理

法頭危険木の処理

重機による崩土除去

重機による崩土除去

プロジェクト研究・環境系

2015年4月25日に有田川流域観測を行いました。
この調査では、研究林内(有田川支流湯川川)から有田川河口にかけての流域に、 12箇所の調査地点を設けており、サンプル採取(川の水をフィルタで濾過したもの)、pH(酸性度)・EC(電気電解度)測定を毎月1回行っています。採取したサンプルについては、京都の研究室へ郵送し詳細な分析を行っています。

川の水を採取

川の水を採取

pHとECを測定

pHとECを測定